うなぎレプトケファルス育成技術試験

うなぎレプトケファルス育成技術試験

県名愛知県
研究機関名愛知県水産試験場
課題種別試験研究課題
研究期間継H17〜23
年度2010
概要〔研究の背景・目的〕  人為催熟で得られるウナギ卵は受精率やふ化率が安定せず,卵質が課題となっている。このため,注射単独又は注射と飼料の併用により親魚の栄養状態を強化し,良質卵を大量に産出する優良親魚養成技術を開発する必要がある(栄養強化試験)。また,現在,試験に用いている雌親魚は,エストロゲン(女性ホルモン)により人為的に雌化させたウナギであることから,卵質に何らかの影響を与えていることも考えられるため,より自然な卵巣分化が引き起こされるような雌ウナギの養成技術を開発する必要がある(雌ウナギ養成試験)。 〔本年度の目標〕 ・栄養強化試験では,親魚飼料へのオキアミ添加が卵質に及ぼす影響を調査する。 ・雌ウナギ養成試験では,昨年度に引き続いてRU486(mifeprisione)の適正な投与濃度の検討を行う。 また,昨年度試験でRU486を投与して得られた雌ウナギを親魚として用いて採卵し,卵質を調査する。 〔結果の概要〕 ・栄養強化試験では,2回の試験を行ったが,オキアミを飼料に添加しても卵質が改善される傾向は認められなかった。また,催熟前の親魚の卵巣及び肝臓のビタミンC含量は,過去の試験結果と同様にオキアミの添加により低下する傾向がみられた。これらのことから,親魚用飼料へのオキアミの添加は不要と考えられた。 ・雌ウナギ養成試験では,RU486を30mg/kg・飼料の濃度で5カ月間投与して養成した結果,これまでの試験結果と同様,約3割のウナギが雌であることが確認された。また,昨年度試験で得られた雌ウナギを用いた催熟試験では,必要数の親魚を揃えることができず,卵質の評価に至らなかった。 〔事業を進める上での課題・問題点〕 ・年2回行う栄養強化試験については,催熟して得られる卵の卵質が全般に良くない場合もあり,栄養強化の効果が現れにくいケースがみられる。 ・雌ウナギ養成試験では,RU486の投与条件を変えても,予想したほど雌の割合が増加しなかったので,さらに投与条件を検討する必要がある。また,RU486投与により得られた雌ウナギは成長が遅い傾向があり,親魚として供試できるサイズに成長するまでに時間がかかる可能性がある。
研究分担内水面養殖グループ
予算区分受託(独立行政法人)
業績(1)うなぎレプトケファルス育成技術試験
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030171524
収録データベース研究課題データベース

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