樹木病害虫のIPM(総合的病害虫管 理)防除の確立

樹木病害虫のIPM(総合的病害虫管 理)防除の確立

県名京都府
研究機関名京都府農林水産技術センター農林センター
課題種別試験研究課題
研究期間継22〜25
年度2010
概要○目的: ナラ枯れ・松枯れの被害を早期に発見・把握する方法を開発するとともに、IPM防除法を確立し、被害の早期発見と早期防除を含めた効果的な防除法を普及する。 ○計画: ナラ枯れやマツ枯れ被害木を航空写真などを用いて簡易に把握する方法を確立する。マツ枯れについては、マツ葉の落下数から枯死前に被害を早期に発見する方法を検討する。また、枯死木の伐倒くん蒸,餌木を用いた誘殺、ペットボトルを用いた捕殺、保護剤やシートの樹幹施用による穿入回避などの既存の方法に加え、穿入を受けても枯死を免れた木(穿入生存木)からの脱出を阻止する方法を開発し、これらを組み合わせた総合的な防除を確立する。 ○結果: マツ枯れやナラ枯れを早期に発見するため、ヘリコプターから撮影した写真とGoogleEarthを併用した枯死木の把握法を確立した。またマツ葉の落下数からの1本緑比(マツ葉の総落下数に占める1本でかつ緑色の針葉の割合)を把握することで、マツノマダラカミキリが後食し始めた兆候が早期に発見できる可能性が示唆された。さらに、これまでに開発した防除法(ビニール被覆や伐倒くん蒸)の他に、新たに開発したカシノナガキクイムシ脱出防止法(ウレタンマットを幹に被覆してスミパイン乳剤を染みこませ、さらにストレッチフィルムを被覆する方法)を併用し、総合防除法を試みた。この他、枯死木に対した新たなくん蒸剤の効果試験と天敵線虫(スタイナネマ製剤)を用いたカシノナガキクイムシの駆除試験を実施した。
研究分担森林部
予算区分国庫補助
業績(1)大量捕獲によるカシノナガキクイムシの個体群密度推定
(2)The Role of Male and Female of Ambrosia Beetle, Platypus quercivorus in Its Subsocial System
(3)Social behavior in the Japanese oak borer Platypus quercivorus (Coleoptera: Platypodidae) 
(4)Examination of snow damage occurring in artificial forest in Japan
(5)Role of adults and larvae of Platypus quercivorus (Coleoptera: Platypodida) 
(6)カシノナガキクイムシの穿孔回避を目的とした忌避成分の探索 
(7)京都市市街地周辺におけるブナ科樹木萎凋病(ナラ枯れ)の発生経過 
(8)止まらないカシノナガキクイムシの大発生
(9)カシノナガキクイムシ防除薬剤試験(伐倒くん蒸)132(2011.1)
(10)高分解能光学衛星画像を用いたナラ枯れとマツ枯れ被害把握の試み 
(11)ウレタンマットを用いたカシノナガキクイムシの脱出防止
(12)京都市市街地周辺におけるブナ科樹木萎凋病の拡大要因
(13)排出フラスを用いたカシノナガキクイムシの2つの活性ステージの識別
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030171833
収録データベース研究課題データベース

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