熱処理技術による床暖房用スギ、ヒノキ無垢材の開発

熱処理技術による床暖房用スギ、ヒノキ無垢材の開発

県名高知県
研究機関名高知県立森林技術センター
課題種別試験研究課題
研究期間完H21〜22
年度2010
概要目的:スギ・ヒノキの無垢材を床暖房用の床仕上げ材として利用するために必要な、寸法安定性等の性能を確保できる熱処理技術を確立する。 成果:(1)スギ、ヒノキ材ともに、処理温度が高くて処理時間が長いほど、材色変化が大きく濃くなる傾向であった。(2)スギ熱処理材では、全乾法含水率の変化は処理材が無処理材より低い含水率域で推移し、処理時間が長いほど含水率が低くなる傾向を示した。また、幅方向の寸法変化率は、全乾法含水率と同様に処理材の方が小さい傾向であった。ヒノキ熱処理材では、スギ材ほど明確な違いが認められず、無処理材と過乾燥材と比較してほぼ同様な傾向を示した。(3)スギ熱処理材の幅方向変化率は-0.6〜-0.2%と、スギ市販材(無塗装)の-1.6〜-1.2%よりも非常に小さい値を示していて、床仕上げ材として高い性能であることが認められた。ヒノキ熱処理材の幅寸法変化率は、熱処理材で-1.7〜-0.9%、市販材(ウレタン塗装仕上げ)で-0.4〜0%、過乾燥材で-0.3〜-0.1%と、ヒノキ材の熱処理に対する効果はスギ材ほど期待できないことが認められた。(4)水蒸気で加圧・加熱処理することによって、スギ、ヒノキ材ともに全体的に茶褐色に変化して辺心材の材色差が少なくなり、色むらを軽減できることが分かった。また、熱処理材の性能を寸法安定性試験でみると、スギ材は無処理材やスギ市販材よりも変化が少なく性能が良くなるが、ヒノキ材は無処理材等とあまり違いがみられず、スギ材ほど明確な効果が期待できなかった。
研究分担資 源 利用課
予算区分県 単
業績(1)熱処理技術による床暖房用スギ、ヒノキ無垢材の開発 (スギ無垢材の熱処理条件の検討)
(2)熱処理技術による床暖房用スギ、ヒノキ無垢材の開発
(3)熱処理技術による床暖房用スギ、ヒノキ無垢材の開発 (スギ無垢材の熱処理条件の検討)
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030173300
収録データベース研究課題データベース

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