長尺接着重ね梁の製造方法に関する研究

長尺接着重ね梁の製造方法に関する研究

県名高知県
研究機関名高知県立森林技術センター
課題種別試験研究課題
研究期間継H22〜23
年度2010
概要目的:6mを超えるような長尺の接着重ね梁の製造方法としては、油圧プレスによる方法と手締めクランプによる方法があり、高知県では手締めクランプによる製造が主に行われているが、油圧プレス並みの製造管理方法が確立されていない。また、長尺化に必要な長さ方向の接合の形状や配置パターンと強度性能の関係についても明らかになっていない。そこで、長尺接着重ね梁の製造管理と強度設計に関するデータ収集を行い、長尺接着重ね梁の製造管理方法と強度設計方法を確立する 成果:(1)手締めクランプと小型機械プレス、及び1液性ポリウレタン接着剤を使用して製造した接着重ね梁の曲げ性能と接着性能について、主に構造用集成材の品質基準への適合性を調べた結果、手締めクランプ、小型機械プレスともに、構造用集成材の標準的な圧締圧力(0.5〜1.0N/mm2)よりも低い圧締圧力で製造しても曲げ性能、接着性能ともに構造用集成材の品質基準を満たす試験体が多く、圧締圧力の影響は認められなかった。塗布量については、カートリッジガンによる塗布で、材幅120mmに対して5〜6mm幅2本程度が適当と考えられ、圧締時に材側面から接着剤のはみ出しが確認できる程度であれば良いと考えられた。圧締時間については、6h以上を目安に設定した結果、最低気温が5℃以上の温度条件下では圧締時間8h以上で十分であるが、最低気温が氷点下になるような温度条件では16hの圧締時間でも不足し、このような温度条件下では24h以上の圧締時間が必要になると考えられた。(2)柱材のヤング係数を乾燥後の粗挽き状態での管理とし、スギではE70の中央値(6.9kN/mm2)以上、ヒノキではE110の中央値(10.8kN/mm2)以上の材を抽出し、さらに圧縮側から低い順に3段配置する方法によって試験体を製造したが、スギでは対象異等級構成集成材E65-F225、ヒノキでは対象異等級構成集成材E105-F300の曲げ性能を満たすことが確認された。
研究分担資 源 利用課
予算区分県 単
業績(1)「柱材等の製材を用いた接着重ね梁の性能と普及上の課題」
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030173303
収録データベース研究課題データベース

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