物質循環機能と生物多様性を活用したゼロエミッション型有機稲作の科学的解明と検証

物質循環機能と生物多様性を活用したゼロエミッション型有機稲作の科学的解明と検証

課題番号2011019389
研究期間2009-2013
年度2011
中課題物質循環機能と生物多様性を活用したゼロエミッション型有機稲作の科学的解明と検証
摘要愛知県の中山間地域で28年間有機農業を実践している水田における栽培技術を、物質循環、環境評価、生物多様性、害虫密度抑制、LCA等の観点から解明した。 有機ほ場の水稲生育は、慣行ほ場に比べて葉色が淡く推移し、茎数、穂数ともに少なかった。また、過去2年と異なり千粒重が小さく、収量が少なかった。有機ほ場については、慣行ほ場に比べて以下の特徴が認められた。移植直前に土壌中に投入される有機物(レンゲ、雑草、稲ワラ)量は、窒素換算で3倍程度多く、それらの分解に伴い栽培全期間を通じて窒素が発現した。また、アゾラの発生(約N 4kg/10a)による雑草抑制効果は高く、ヒメマダラミズメイガの幼虫によるアゾラの摂食に伴い窒素が発現した。害虫、クモ類、水生動物、土壌動物の種類と量については特に傾向が見られなかった。LCA評価による水稲栽培期間中の炭酸ガス発生量は少なかったが、実際に発生するメタンの発生量は多かった。今年までの3年間で対象有機農業実践水田の栽培技術を多方面から概ね解明できた。
予算区分委託プロ[気候変動対策プロ]
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030176295
収録データベース研究課題データベース

研究課題アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat