ブドウの「かすり症」発生抑制技術の確立 、2,発生抑制技術の確立

ブドウの「かすり症」発生抑制技術の確立 、2,発生抑制技術の確立

県名山梨県
研究機関名山梨県果樹試験場
課題種別試験研究課題
研究期間継(H20)〜(H24)
年度2011
概要(1) 新梢管理による発生抑制効果
、ロザリオビアンコ現地圃場において、新梢管理により日照条件など環境改善を行い発生抑制効果を検討した。改善区の照度は10000Luxで対照区は2000Luxであった。また、改善区は対照区と比較し袋内の湿度が低く、気温はやや高かった。かすり症の発生率は、改善区が、対照区より10%程度低くかった。 以上の結果から、本年度は例年より発生は少なかったが、新梢管理で園内を明るくすることにより発生率が減少する傾向がみられた。来年度は、他の抑制方法と組み合わせた総合的な技術の検討をする。
、(2) 摘粒方法による発生抑制
、ロザリオビアンコにおいて、摘粒時の軸長を7cm、10cm、13cmにし、着粒密度をかえることで発生抑制効果を検討した。その結果、かすり果の発生率は着粒密度が低くなるほど発生率は低下した。また、着粒密度が高くなると変形果発生率が増加した。このことから、摘粒時に過密着な果房にしないことが必要と考えられた。
、(3) カルシウム剤施用による発生抑制
、ア 果房浸漬処理試験
、 ジベレリン処理液にカルシウム資材を加用し、幼果期の花穂にカルシウム施肥を行うことで、発生の抑制が図れるか検討した。「シャインマスカット」では、カルシウム施用により発生が減少する傾向が見られた。一方、「ロザリオビアンコ」では、塩化カルシウム、硝酸カルシウム施用区で薬害が認められ、発生の軽減効果はみられなかった。
、イ 葉面散布試験
、「ロザリオビアンコ」現地圃場において、キレートカル
、シウム、硫酸カルシウムを満開10日後から7日間隔で6回散布した。散布時は棚下から果実と葉に十分量散布した。かすり症の発生状況は「ロザリオビアンコ」、「シャインマスカット」ともに無処理区と比較し発生率に差はなく、散布効果はみられなかった。
、(4) フルメット液剤処理による発生抑制効果
、現地「ロザリオビアンコ」圃場において、フルメット液剤処理による抑制効果について検討した。その結果、フルメット区は13.5%程度で慣行区の13.6%と差はなかったが、ジベ無処理区の発生率が5.8%、ジベ遅延区が6.8%であり、慣行区と比較し低かった。以上の結果から、フルメット処理による抑制効果はなかったが、ジベ無処理区とジベ遅延区で発生率が慣行区より低い傾向があった。
研究分担プロジェクト
予算区分都道府県単
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030180343
収録データベース研究課題データベース

研究課題アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat