強度間伐施業等に対応した森林管理技術の開発

強度間伐施業等に対応した森林管理技術の開発

県名高知県
研究機関名高知県立森林技術センター
課題種別試験研究課題
研究期間継H20〜29
年度2011
概要目的:施業履歴や森林データの蓄積のある固定試験地等において、経年変化によるデータを積み重ねることにより、間伐率の違い等が森林の成長や蓄積、水土保全機能に与える影響を明らかにする。
、成果:(1)無間伐林分の過去5年間の年平均材積成長量は、ヒノキ(15〜55年生、1000〜2950本/ha)が12〜17m3/ha・年、スギ(43〜51年生、1150〜1700本/ha)が28〜57m3/ha・年であった。(2)間伐後7〜8年経過したヒノキ人工林の本数間伐率50%以上の上層間伐区では、土壌浸食抑制等の林地保全機能が維持されていた。(3)間伐後7年目の材積成長量は、最も北向き斜面にあるプロット(本数間伐率51〜68%)では無間伐区に比べて90〜98%となり、1〜6年目に比べて増加したが、西〜南向きの本数間伐率50%を超えるプロットでは無間伐区に比べて69〜39%と少なく、1〜6年目と同じ傾向を示した。(4)多点調査によるヒノキ無間伐林分(45〜47年生、1350〜1700本/ha)の過去5年間の年平均材積成長量は12〜16m3/ha・年であった。(5)間伐後8〜9年経過したヒノキ人工林の本数間伐率50%以上の上層間伐区、下層間伐を実施し間伐後5年経過したヒノキ人工林においても本数間伐率60%(材積間伐率45%)を越えるプロットでは、土壌浸食抑制等の林地保全機能が維持されていた。(6)樹高および材積(m3/ha)の年平均成長量はスギ・ヒノキ共に材積間伐率の増加に伴い減少する傾向がみられた。(7)間伐を実施したスギ林や材積間伐率が35%を超えるヒノキ林では下層植生タイプが土壌保全効果の高い「草本・地表植物型」となる傾向を示した。一方、元々土壌保全効果の高い「ウラジロ・コシダ型」や「ササ型」の林分では間伐の有無による下層植生タイプの変化が不明確であった。(8)80年生を超えるスギ・ヒノキ林では林齢の低い林分に比べての樹高および胸高直径成長量の減少がみられなかった。
研究分担森 林
、経営課
予算区分県 単
業績(1)四国地方のヒノキ人工林における間伐が表層土壌の物理性に及ぼす影響
(2)Soil properties and nitrogen utilization of hinoki cypress as affected by strong thinning under different climatic conditions in the Shikoku and Kinki districts in Japan
(3)間伐がヒノキ葉の炭素、窒素安定同位体比に及ぼす影響
(4)ヒノキ人工林における間伐が下層植生の窒素利用に及ぼす影響
(5)間伐率の異なるヒノキ林における生葉炭素安定同位体比の変化
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030182771
収録データベース研究課題データベース

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