漁場環境保全推進事業(海面)

漁場環境保全推進事業(海面)

県名宮城県
研究機関名宮城県水産技術総合センター
課題種別試験研究課題
研究期間H22〜26
年度2012
概要目的
、漁業の健全かつ持続的な発展のために水質・底質等の漁場環境を監視し,本県沿岸漁業の振興に資する。

、成果
、1)宮城県の典型的な内湾漁場である松島湾において調査を実施した。
、 a水質調査 松島湾内5定点で年6回調査を行った。
、・透明度:1.0〜3.0mの範囲で変化し,12月と2月に高めの値を示した。
、・水 温:表層は3.8〜27.0℃,底層は3.1〜25.3℃の範囲で推移した。過去5年の平均水温と比較すると12月は
、 約2℃低かったが,6月と10月は約2.5℃高かった。
、・塩 分:表層は29.3〜32.9,底層は29.4〜32.9の範囲で推移した。
、・溶存酸素:表層は5.0〜12.4mg/Lの範囲で推移し,丸山崎周辺で8月に5.0mg/L,10月に5.8mg/L,内裡島周辺
、 で10月に5.6mg/Lと水産用水基準を下回った。その他の調査月では全て基準を満たしていた。底層
、 は5.1〜12.4mg/Lの範囲で推移し,8月は全調査点,10月にはSt.1で水産用水基準を下回った。
、b 生物モニタリング調査(藻場) よばわり崎周辺及び桂島北側のアマモ場で5月に実施した。
、・アマモは,震災前に繁茂が確認されていたよばわり崎周辺では津波の影響により繁茂は確認できなかった
、 が,桂島の北側では島影であったため津波の影響が小さく,濃密生の繁茂が確認された。
、C 生物モニタリング調査(底生動物・底質)松島湾内6定点で5月に実施した。
、・ベントスは多毛類が優占し,例年と同様の傾向が認められた。
、・底質のCODは全ての調査点で水産用水基準値を上回っており,松島町磯崎漁港前や丸山崎周辺,塩釜港内など
、 湾奥部で高い結果であった。
、・全硫化物は5地点で水産用水基準値を上回り,松島町磯崎漁港前が高く,CODと同様に湾奥部で高い結果で
、 あった。
、2)気仙沼湾の水温は4.9〜26.0℃,塩分は26.6〜34.0の範囲で推移した。溶存酸素,pHは湾奥部から湾央部で4月か
、 ら10月までの期間の調査時,水産用水基準を超える値が散見された。底質は湾奥部・湾央部ではシルト含有率,
、 全硫化物,COD,強熱減量の値が震災前の平成22年度と比較して低下した。マクロベントスの優占種は多毛類,甲
、 殻類であり,汚染指標種についてはシズクガイが湾央部と湾口部で確認された。湾内のアマモ生育密度は震災前
、 の平成22年度から低下した。
、3)志津川湾の水温は6.8〜23.2℃,塩分は32.1〜33.9の範囲で推移した。溶存酸素は湾央部で7月に水産用水基準を
、 下回った。底質は,全硫化物が湾央部の1点,CODが湾央部の2点で水産用水基準を超過した。マクロベントスの優
、 占種は多毛類であり,汚染指標種についてはシズクガイ,チヨノハナガイが確認された。湾内のアマモ生育密度
、 は震災前の平成22年度から低下した。
研究分担環境資源部・気水試
予算区分県単
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030185590
収録データベース研究課題データベース

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