有用貝類資源形成機構調査

有用貝類資源形成機構調査

県名愛知県
研究機関名愛知県水産試験場
課題種別試験研究課題
研究期間継H19〜
年度2012
概要[研究の背景・目的]
、 稚貝発生が少ない前浜干潟域における稚貝の成長・生残の把握及びクロロフィル量や流動環境、成熟状況等を調査し、稚貝及び成貝の資源量や餌料環境を評価する。
、[本年度の目標]
、・稚貝及び成貝の資源量を把握するため分布調査を行う。また、放流稚貝及び標識稚貝の成長・生残を追跡する。
、・餌料環境(クロロフィル量、流動環境)を調査し、また、産卵盛期の春季に現場海域においてアサリの飼育試験を行い、成長・成熟と餌料環境の関係を評価する。
、[結果の概要]
、・知多半島西岸の4地区296点でアサリ稚貝(殻長10mm未満)及び成貝(殻長25mm以上)の密度分布調査を行った。その結果、全地区で、稚貝が高密度に分布していた地点と成貝の分布地点が一致する傾向がみられた。
、・8月に標識稚貝を稚貝移植域に移植し、月1回のモニタリング調査を行い、移植時に平均殻長が13mmであった標識稚貝が、12月調査時には26mmに成長していたことを把握し、移植用稚貝が翌年春には再生産に貢献している可能性を示した。
、・東幡豆及び吉田を調査海域とし、定期調査(月1〜2回のアサリ採取)及び飼育試験(4月-7月)を行い、肥満度を算出し、生殖腺組織観察、卵黄タンパク分析に供した。その結果、肥満度は3月-4月に最も高い年1回のピークを示し、ほとんどの期間で吉田よりも東幡豆で高かった。産卵は4月-10月に行われており、個体あたりの推定卵数の最大値は東幡豆で214、000個(殻長40mm)、吉田で181、000個(殻長38mm)であり、殻長が大きくなるほど高い値を示した。
、・飼育期間中にクロロフィル量及び流速を連続測定し、餌量環境を評価するためそれらの積であるクロロフィルフラックスを算出した。その結果、クロロフィル量、流速、クロロフィルフラックスについては、地点間の差は時期により異なるが、肥満度が上昇し、成熟が進行する産卵前の1〜3月は東幡豆の方が高いことから、アサリの再生産に餌量環境が大きく関与していることが推察された。
、[事業を進める上での課題・問題点]
、・特になし。
研究分担栽培漁業グループ
予算区分受託(独立行政法人)
業績(1)有用貝類資源形成機構調査
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030188620
収録データベース研究課題データベース

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