漁業専管水域内資源調査(浮魚資源調査)

漁業専管水域内資源調査(浮魚資源調査)

県名愛知県
研究機関名愛知県水産試験場
課題種別試験研究課題
研究期間継H13〜
年度2012
概要[研究の背景・目的]
、 漁業専管水域内における浮魚の漁獲可能量の算出に必要な資料を取得し、資源予測や管理手法を開発する。
、[本年度の目標]
、・資源動向調査:毎週,漁獲統計を収集・整理
、・生物測定調査:イワシ類等について,体長・体重・生殖腺重量等の魚体測定を実施
、・産卵量調査:毎月,15〜19点で採集・同定を実施
、・漁獲状況調査:標本漁船調査(ぱっち2隻,しらす船びき3隻)結果整理
、・資源変動要因調査:調査結果を基に資源予測・管理手法開発のための解析・検討
、[結果の概要]
、・マイワシ:今期の漁獲量は12月末までに合計886トンで、前年の3,044トンを大きく下回った。今期は、春季のマシラス漁獲量から、前年を下回る漁獲が予測された が、見込みをさらに下回る漁模様で推移した。6月には、カタクチイワシへの混獲として漁獲がはじまったが、全般に低調で10月中旬には水揚げはほぼ途絶えた。
、・カタクチイワシ(成魚・未成魚):今期の漁獲量は12月末までに約13,000トンで、ほぼ前年(13,500トン)並みとなり、平年(14,900トン)を下回った。今期は、5月下旬から大型魚の湾内への来遊が本格化し、その後は夏季まで成魚を中心に好調な漁獲がみられた。しかし、春季のシラスが不調となったため、夏季における当歳魚の加入は低水準であり、9月の下旬頃から漁獲は減少し、秋季は低調な漁模様となった。11月に入ると、好調であった夏秋季シラスが成長し、未成魚として漁獲対象となったため、水揚げにある程度の回復がみられるようになった。漁場は伊勢・三河湾が中心で、漁期のはじめと終盤には渥美外海での操業もみられた。
、・シラス類:今期の漁獲量は12月末までに約6,400トンとなり、前年の約5,600トンを上回るとともに、平年(約5,100トン)を上回った。今期は4月下旬に本格的な操業が始まったものの、春季は低調な水揚げで推移した。しかし、6月下旬から漁模様は上向き、夏秋季を通じて概ね好調な漁獲が続いた。漁場は外海を中心に、夏秋季には内湾にも形成された。
、・イカナゴ:24年漁期は、3月8日に解禁し、5月27日まで操業した。水揚げは約7,700トンで、平年並みであった昨年(6,200トン)を上回った。25年漁期は、2月28日に解禁し、解禁日の漁獲量は327トンとなり、解禁日としては前年並みで、平年を上回 った。漁期前の仔魚調査から、今期の資源量は200億尾を下回り、前年及び平年を下回ると予測され、現在まで予測どおりの漁模様で推移している。また、イカナゴの再生産式における残差を環境影響の指標とし、各種観測データ等との相関関係から、イカナゴの加入量に影響を及ぼす環境要因について推定した結果、冬場の低水温や季節風の強まりの他、親魚の栄養状態なども加入量に影響していることが示唆された。
、[事業を進める上での課題・問題点]
、・漁況予測の精度向上とともに、漁業者の自主的な取組みである休漁日導入や禁漁区設定などの効果を定量的に評価し、より効果的な資源管理の取組みを支援できるような手法の開発が必要である。
研究分担海洋資源グループ
予算区分受託(独立行政法人)
業績(1)漁業専管水域内資源調査
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030188639
収録データベース研究課題データベース

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