大規模作付けに適した飼料作物の省力的安定多収栽培技術の開発

大規模作付けに適した飼料作物の省力的安定多収栽培技術の開発

課題番号2012020347
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2011-2015
年度2012
研究問題(2) 自給飼料基盤の拡大・強化による飼料生産性向上と効率的利用技術の開発
大課題土地資源を高度に活用した飼料生産・供給と通年安定調製給与技術の開発
中課題大規模作付けに適した飼料作物の省力的安定多収栽培技術の開発
大項目食料安定供給のための研究開発
中項目(2) 自給飼料基盤の拡大・強化による飼料生産性向上と効率的利用技術の開発
摘要コントラクター活用による省力播種技術、土壌診断に基づく資源循環型肥培管理技術に関しては、a)温暖地の二毛作において直接の不耕起播種が困難な冬作ライムギ後のトウモロコシ省力播種技術として、ディスクプラウと不耕起播種機を用いた簡易耕播種について実規模試験を行い、慣行耕起播種と同水準の苗立ち率及び実乾物収量を得た。さらに、冬作イタリアンライグラス後の省力播種技術として、バーティカルハローを用いた耕うん同時播種について2年目の実規模試験を行い、慣行耕起播種と比較して作業時間を約5割削減し、トウモロコシの乾物収量は同水準となることを明らかにした。b)資源循環型肥培管理技術について、平成23年度提案した土壌カリ含量に基づくトウモロコシのカリ施肥管理法を実圃場レベルで検証し、交換性K2O含量0.44g/kg乾土以上の条件ではカリ施肥が不要であることがわかった。また、Ca不足によるトウモロコシの葉縁切れ込み症状が土壌カリ過剰を簡易に判定する指標として利用できることを明らかにした。c)また、土壌からの養分吸収における遺伝要因の影響解明として、湛水条件下で不定根形成能と関わるテオシントのQTLを導入したトウモロコシF1系統では、養分吸収力が向上することを明らかにした。d)さらに、ソルゴー型ソルガム品種「SIL-05」は、窒素多量施用条件下で栽培しても硝酸態窒素が蓄積しにくく、反芻家畜の飼料中硝酸態窒素濃度のガイドライン(乾物当たり0.2%)を超えにくい品種であることを明らかにした。
暖地における2年5作体系による高度土地利用飼料生産技術に関しては、a)九州北部における2年5作体系の2年間の推定TDN収量は慣行の二毛作体系と比較して22%高く、またトウモロコシ二期作体系と比較しても6%高いことを明らかにするとともに、4倍体イタリアンライグラス3品種の播種時期を9月下旬に早めることにより、年内刈りが可能となった。さらに、春の一番草との合計乾物収量は、10月中旬播種による一番草収穫のみの場合と比較して、3品種平均で20%以上向上することを明らかにした。b)関東におけるトウモロコシ二期作の栽培適地は従来8月上旬〜11月中旬の有効積算温度(10℃基準)が1,200℃以上となる地域とされてきたが、同1,100〜1,200℃の栽培限界地帯においてもトウモロコシとイタリアンライグラスの二毛作に比較しTDN収量が10%程度向上することを現地実証試験により明らかにした。
研究分担菅野勉
協力分担関係北海道立農研機構
予算区分技会交付金研究 委託プロ[国産飼料プロ] 委託プロ[気候変動対策プロ] 文科省[科研費] その他
業績(1)雑草を宿主とする病原菌とその情報データベース化
(2)New species of Bipolaris and Curvularia on grass species in Iran
(3)OCCURRENCE OF RICE INFECTION BY Bipolaris sorokiniana IN IRAN
(4)A new species of Bipolaris from Iran
(5)飼料用イネの生育初期における耐塩性の品種比較
(6)Sclerotium rolfsii によるセリ白絹病(新称)の発生
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030203334
収録データベース研究課題データベース

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