イチゴ等施設野菜の周年多収生産システムの開発

イチゴ等施設野菜の周年多収生産システムの開発

課題番号2012020367
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2011-2015
年度2012
研究問題①日本型の高収益施設園芸生産システムの構築
大課題イチゴ等施設野菜の周年多収生産システムの開発
中課題イチゴ等施設野菜の周年多収生産システムの開発
大項目食料安定供給のための研究開発
中項目(4) 園芸作物の高収益安定生産システムの開発
摘要周年安定生産や収量増加に関しては、a)平成22年度に出願した特許技術「植物苗の病害虫防除装置、防除方法」の実用化に向けて、蒸熱処理に対するイチゴのランナー子株の耐熱性程度の品種間差を確認するとともに、蒸熱処理部を断熱パネルで方形トンネルに改良した移動式装置を試作し性能を評価し、苗による吸気抵抗が大きい等の問題点を明らかにした。b)イチゴの促成栽培ではCO2施用とクラウン加温により強草勢で多収性を示した一季成り性3品種を、夏秋どり栽培ではクラウン冷却と暗期中断により連続出蕾し多収性を示した四季成り性3品種・系統を選定した。また、一季成り性品種の光合成はクラウン温度制御の影響を受けず、高CO2濃度及び気温20℃以上の条件下で促進されることを明らかにした。c)植物工場において、イチゴの吊り下げ式移動ベンチに密植とクラウン温度制御を行い10t/10aの多収生産を実証するとともに、9か月間にわたり継続的に20aの生産物の一部4tの販売実証を行った。d)寒冷地のイチゴ夏秋どり栽培では、四季成り性品種の長日処理による出蕾促進程度には品種間差があり、「なつあかり」では2週間間隔の24時間日長処理で連続出蕾することを明らかにした。e)寒冷地での一季成り性品種の春定植夏秋どり栽培において、育苗時及び定植後の短日処理により7〜10月に連続収穫できることを明らかにした。
高付加価値化に関しては、a)人工光型植物工場での生産に適した品目・品種として、弱光条件で生産性と品質に優れるリーフレタス「ファンシーグリーン」、胚軸や子葉が赤紫色のスプラウト「ルビーかいわれ大根」及び「サンゴかいわれ大根」を選定した。b)アスパラガス若茎の糖度、ポリフェノール含量及びDPPHラジカル消去活性は、萌芽時の温度が20〜30℃であれば、ほとんど差がないことを明らかにした。c)冬どりハウス栽培の結球レタスにおいて、結球期以降にかん水を行うと、結球重には影響しないが、結球緊度が低く推移することを明らかにした。また、側窓の換気(巻上げ)温度について7.5℃に比べ15℃では日平均ハウス内気温への影響は小さいが、結球開始期の地上部重が増加することを明らかにした。
研究分担沖村誠
協力分担関係(株)FTH
(株)ナチュラルステップ
エーザイ生科研(株)
青森産技セ
岩手農研セ
東北大
宮城農園研
中原採種場(株)
エスペミック(株)
(有)クリエイト光
予算区分技会交付金研究 新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業 委託プロ[アシストプロ] 委託プロ[医食同源プロ] 食料生産地域再生のための先端技術展開事業 技会・その他 文科省[科研費] その他
業績(1)立体栽培スイカの果実生産特性に関する研究
(2)Recent progress of strawberry year-round production technology in Japan
(3)Effect of supplemental lighting from different light sources on growth and yield of strawberry
(4)High yields of strawberry by applying vertically-moving beds on the basis of leaf photosynthesis
(5)Application of temperature stress to root zone of spinach Ⅲ. Effective method for short term application of low and high temperature stresses to roots
(6)定植前長日処理による四季成り性イチゴ‘なつあかり’の一年生苗の花芽分化促進と年内収量への影響
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030203354
収録データベース研究課題データベース

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