生育開花機構の解明によるキク等の主要花きの効率的計画生産技術の開発

生育開花機構の解明によるキク等の主要花きの効率的計画生産技術の開発

課題番号2012020368
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2011-2015
年度2012
研究問題①日本型の高収益施設園芸生産システムの構築
大課題生育開花機構の解明によるキク等の主要花きの効率的計画生産技術の開発
中課題生育開花機構の解明によるキク等の主要花きの効率的計画生産技術の開発
大項目食料安定供給のための研究開発
中項目(4) 園芸作物の高収益安定生産システムの開発
摘要花成反応に及ぼす光質や日長等の影響の分子機構の解明に関しては、a)トルコギキョウの発現遺伝子を解析して60,000プローブのカスタムアレイを作成し、網羅的発現解析等の基盤を整備した。b)キク二倍体野生種の発現遺伝子配列情報を基にキクタニギクのフィトクロム(phy)遺伝子を5種類単離し、遺伝子発現抑制形質転換体を作出して解析し、キクの暗期中断による花成抑制は、光受容体phyB(Type-Ⅱ型)を介した制御が重要であることを明らかにした。
高精度開花調節技術の開発に関しては、a)秋ギクと夏秋ギクについて、キク花成遺伝子FTL3の発現解析を行い、キクの高温開花遅延の原因はFTL3遺伝子の発現が抑制されるためであることを明らかにした。b)キク品種「岡山平和」がキク矮化ウイロイド抵抗性であることを見出し、感受性品種と交雑するとその抵抗性が後代に遺伝することを明らかにした。
高品質多収生産技術の開発に関しては、a)人工光環境下において、トルコギキョウを慣行夜温15℃に対して低夜温5℃においても根圏温度を25℃とすることで同等以上の生育量を確保できた。b)高昼温管理と組み合わせて光の強い時間帯に二酸化炭素施用を行うことにより、トルコギキョウの光合成が促進され、低日照地域であっても寡日照期の3月出荷が可能となり、さらに、出荷規格上位の切り花割合が増加することから、2割の所得増加が見込めることを実証した。
研究分担福田直子
協力分担関係鹿児島県
和歌山県
山形県
長野県
香川大
全農営農・技術センター
兵庫農総セ
パナソニック電工
山形庄内産地研
道総研中央農試
予算区分技会交付金研究 新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業 委託プロ[光応答プロ] 委託プロ[気候変動対策プロ] 技会・その他 文科省[科研費] その他
業績(1)Selection and inheritance of resistance to Chrysanthemum stunt viroid
(2)Day light quality affects the night-break response in the short-day plant chrysanthemum, suggesting differential phytochrome-mediated regulation of flowering
(3)Phytophthora citrophthoraによるルリトウワタ疫病(病原追加)
(4)低温期のスプレーギク施設栽培におけるEOD-heatingの有効性
(5) トルコギキョウの冬出し栽培における生育初期の昼温が生育速度と主茎伸長および花芽分化に及ぼす影響
(6)First report of downy mildew of carnation caused by Peronospora dianthicola in Japan
(7)センダンキササゲ(ステレオスペルマム)に根腐れを引き起こす3菌種
(8)セイヨウタンポポに発生したうどんこ病(新称)
(9)Downy Mildew of Busy Lizzie Caused by Plasmopara obducens in Japan
(10)Two ditinct phytochrome-mediated regulation systems contribute to night-break response in flowering of the short-day plant chrysanthemum
(11)Spectral sensitivity of flowering and FT-like gene expression in response to a night break treatment in the chrysanthemum cultivar 'Reagan'
(12)EOD反応を活用したスプレーギク等の省エネルギー型効率的生産技術
(13)短時間昇温処理による開花促進に基づくスプレーギクの温度制御技術に関する研究
(14)日没の時間帯からの短時間の昇温処理がスプレーギクの生育,開花および切り花品質に及ぼす影響
(15)Anatomical analysis of inflorescence deveropment in Eustoma Grandiflorum
(16)アフリカンマリーゴールドの花芽分化・発達に及ぼすEnd-of-day heating処理の影響
(17)Spectral sensitivity of flowering and FT-like gene expression in response to night-break light treatments in the chrysanthemum cultivar, ‘Reagan’
(18)Flowering retardation by high temperature in chrysanthemums: involvement of FLOWERING LOCUS T-like 3 gene repression
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030203355
収録データベース研究課題データベース

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