メタボローム解析やエンドファイト利用による作物の養分循環機能活用生産技術の開発

メタボローム解析やエンドファイト利用による作物の養分循環機能活用生産技術の開発

課題番号2012020384
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2011-2015
年度2012
研究問題①土壌生産力の総合的管理による持続的生産技術の開発
大課題メタボローム解析やエンドファイト利用による作物の養分循環機能活用生産技術の開発
中課題メタボローム解析やエンドファイト利用による作物の養分循環機能活用生産技術の開発
大項目食料安定供給のための研究開発
中項目(5) 地域特性に応じた環境保全型農業生産システムの確立
摘要エンドファイトの共生による窒素固定の制限要因と活用条件の解明に関しては、a)有機栽培イネ「コシヒカリ」体内より、窒素固定エンドファイトを分離、同定した。根由来40株と地上部由来8株の多数の窒素固定エンドファイトが分離され、根から分離されたAzospirillum属近縁株は、高い窒素固定能(アセチレン還元活性)を示した。b)サツマイモから独自に分離したBradyrhizobium属細菌の接種により、サツマイモ体内で窒素固定能が発現することを確認した。
作物のメタボローム解析を用いた栄養・ストレス診断及び品質評価技術の開発に関しては、a)ニンジンで、有機肥料によるニンジン臭増加及び無農薬(虫の加害)による緑の香り成分の増加が認められた。また、有機栽培リンゴの香気成分は、アルデヒド・アルコール含量が高いパターンを示した。b)食品の抗酸化活性測定法を基に開発した新規な抗酸化活性測定法について、特許出願するとともに、実試料への適用性を検討し、市販のリグニン及びフミン酸では、それら濃度と抗酸化活性値との間に、良好な直線性(決定係数0.9以上)を得た。c)作物の養分循環機能を活用した生産技術の開発を進めるため、重窒素標識牛ふん堆肥の圃場分解試験により有機態窒素の残存率が土壌によって異なることを明らかにした。また、堆肥から熱水抽出される有機成分をサイズ排除HPLC/CLNDで分離分析し、窒素を含む成分と腐植物質を同時に検出可能な本測定法は、有機態窒素と腐植物質との結合関係を知る上で有力であることを見出した。
研究分担松永俊朗
協力分担関係道総研中央農試
ねぴゅれ(株)
民間稲作研究所
東京大学
予算区分技会交付金研究 委託プロ[気候変動対策プロ] 技会・その他 文科省[科研費]
業績(1)Evaluation of the In Vivo Antioxidant Activity of Mucuna pruriens DC. var. utilis by Using Caenorhabditis elegans
(2)Possible contribution of Bradyrhizobium on nitrogen fixation in sweet potatoes
(3)Temporal and spatial changes in dissolved organic carbon concentration and fluorescence intensity of fulvic acid like materials in mountainous headwater catchments
(4)Analysis of boron and B-pectin complex content in the abscission zone during floral and fruit abscission in tobacco (Nicotiana tabacum)
(5)長崎県水稲葉枯症−発症に伴う体内代謝変化のメタボロミクスによる解析−
(6)Characterization of protein-like fluorophores released from lake phytoplankton on the basis of fractionation and electrophoresis
(7)長崎県水稲葉枯症 ―水稲への窒素負荷と葉枯障害との関係―
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030203371
収録データベース研究課題データベース

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