(エ)さけます資源の維持と合理的な利用技術の開発

(エ)さけます資源の維持と合理的な利用技術の開発

課題番号2013023175
研究機関名水産総合研究センター
研究期間2011-2015
年度2013
研究問題(2)研究開発等の重点的推進
大課題イ.沿岸漁業の振興のための水産資源の積極的な造成と合理的利用並びに漁場環境の保全技術の開発
中課題(エ)さけます資源の維持と合理的な利用技術の開発
大項目第2 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
中項目1 研究開発等
摘要 サケ、 サクラマス、 カラフトマス等について、個体群を維持するためのふ化放流を実施するとともに、 ふ化放流技術者講習を19件開催するなど、 民間ふ化場への技術普及を行った。また、河川毎に地域個体群の資源状態や生息環境、遺伝的多様性等の把握のための調査 を実施し、年齢別来遊数、繁殖形質経年データ等の基礎データを収集した。
 サケ種苗安定生産のため、 初期減耗の原因となる卵膜軟化症の発症要因を調べた結果、 主として飼育環境にあることが示唆された。また、サケの健苗指標として、塩分45psuの塩水耐性試験が有用との結果を得た。
 北海道の主要河川において、伝染性造血器壊死症の原因ウイルスを主対象にサケの病原体保有状況調査を行い、全水系で陰性を確認した。
 日本海側を主対象としたサケの資源動態モデルを作製し、沿岸流速及び平均放流サイズに関連する因子が年級豊度に影響を与えている可能性を見いだした。また、沖合調査データの分析により、ベーリング海の餌条件の変化が平成25年漁期のサケの高齢化や平成24年漁期の小型化に関与していることを明らかにした。
 カラフトマスについて、沿岸漁獲物に占める自然産卵魚の比率を推定した結果、約80%であることを明らかにした。また、サケの沿岸漁獲物の年齢組成、由来等を解析するために、標本の入手方法等を検討した。
 モデル河川において、サケの順応的管理モデル(自然再生産効果と放流効果を考慮したモデル)を作製し、順応的管理方策を検討するためのツールとして利用することが可能となった。
 サケ、カラフトマス、 サクラマス等の繁殖形質データ及び遺伝形質データの収集を行った。
 北海道のサクラマス幼魚(ヤマメ)の遊漁実態、生息密度、成長等を分析し、解禁明け遊漁は1歳魚の減少及び0歳魚の成長促進をもたらすが、 それ以降の漁獲圧は翌年の海水適応魚の減少に繋がる可能性を見いだした。
研究分担永澤亨
斎藤寿彦
伴真俊
戸叶恒
大熊一正
森田健太郎
浦和茂彦
玉手剛
藤瀬雅秀
小倉康弘
飯田真也
清水智仁
予算区分その他
業績(1)Coastal Residence of Juvenile Chum Salmon and Their Adult Returns to the Ishikari River, Hokkaido
(2)サケ稚魚の背地適応時間
(3)Preliminary Statistics for 2012 Commercial Salmon Catches in Japan
(4)会議報告:平成25年度さけます資源部第1回連絡会議ワークショップ「さけます資源の現状:想定される減少要因と今後の対応」
(5)外来サケ科魚類の生態学〜ブラウントラウトの定着要因と在来種及び生物多様性への影響〜
(6)サケ種苗生産現場における簡易濾過槽を用いた飼育水再利用システムの開発
(7)Migratory patterns of anadromous white-spotted charr Salvelinus leucomaenis in eastern Hokkaido, Japan: the solution to a mystery?
(8)Migration costs drive convergence of threshold traits for migratory tactics
(9)Thedisposal pattern of juvenile chum salmon in the Pacific Ocean off the coast of Hokkaido, Japan
(10)降海型サクラマスにおける死亡率の性差と体サイズの性的二型の関係:個体群間比較による検証
(11)太平洋沿岸におけるサケ幼稚魚の生残条件
(12)Economic Characteristics of Fish Stocks in the Subarctic Ocean
(13)札幌市内琴似発寒川でのサケの産卵場所と産卵期間
(14)サケ稚魚のイクチオボド症原因虫の分類学的再検討
(15)ふ化放流さけます類に対する洗卵方法の検討
(16)放流種苗の体成分評価
(17)サケの遺伝的資源管理
(18)新しいサケ来遊数予測モデルの検討:年齢構成依存型と漁期中データ依存型
(19)アムール川支流サケ産卵場を視察
(20)サケ稚魚の質を評価する試み
(21)Artificial and natural cross breeding between Atlantic salmon and salmonids currently present in Japan
(22)Life history traits of white-spotted charr in an alpine environment: implications for local adaptation along an altitude gradient
(23)琴似発寒川で自然産卵したサケの脊椎骨数と体サイズの関係
(24)サケ(シロザケ)日本系
(25)2013年度支笏湖における動物プランクトンについて
(26)The relationship between the snowmelt flood and the establishment of non-native brown trout (Salmo trutta) in streams of the Chitose River, Hokkaido, northern Japan
(27)Verification of the immature ratio at age of chum salmon in the Bering Sea and central North Pacific Ocean, 19712010
(28)北水研で実施している野生サケ研究のミニレビュー
(29)三陸中部におけるサクラマスの生活史について
(30)Proposed otolith marks for brood year 2013 salmon in Japan
(31)Strategies for the conservation and management of isolated salmonid populations: lessons from Japanese streams
(32)Microscale environments along the seaward migration route of stocked chum salmon fry
(33)Prevalence and antimicrobial susceptibility of Vibrio species related to food safety isolated from shrimp cultured at inland ponds in Thailand
(34)サケ稚魚放流が河川生態系に与える影響
(35)技術情報:アラスカ州における最先端システムを活用した耳石温度標識調査
(36)増殖事業の効果に関する調査報告書 Ⅱ.回帰資源の実態 1.サケ来遊状況
(37)Distinguishing local growth from immigration-based size shifts for juvenile chum salmon communities in coastal Hokkaido, northern Japan
(38)北海道千歳川におけるサケの自然再生産効率
(39)Stock origins of juvenile chum salmon migrating along the eastern Pacific coast of Hokkaido during early summer
(40)Effects of nonnative brown trout on fish assemblages by altering species-area relationship in Mamachi stream, Hokkaido, northern Japan
(41)北太平洋におけるさけます類の資源変動
(42)消えたニジマス〜千歳川水系で起きた外来種ニジマスから外来種ブラウントラウトへの置換現象〜
(43)千歳川に回帰したサケ親魚における産卵時期別の遺伝的変異
(44)サケ鱗相解析による系群識別 ― 遺伝解析による推定値との比較 ―
(45)降海回遊にともなうサケ稚魚の栄養状態
(46)Dry marking method によるサケ発眼卵への耳石標識
(47)Preliminary 2012 Salmon Enhancement Production in Japan
(48)2013年度支笏湖におけるヒメマスの資源動態について
(49)三陸から放流されたサケ稚魚の回遊経路を探る
(50)北太平洋におけるサケ資源の現状
(51)進化生態学の見地から死亡率の性差と体サイズの性的二型の関係を探る:サクラマスを対象とした一連の研究紹介 
(52)海へ行くべきか、行かざるべきか Status-dependent conditional strategyとしてのサクラマス生活史多型
(53)増殖事業の効果に関する調査報告書 Ⅱ.回帰資源の実態 2.カラフトマス来遊状況
(54)Dry marking methodによるサケ発眼卵の耳石標識
(55)人工ふ化放流河川におけるサケの成熟年齢・サイズの野生魚−放流魚間比較
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030203495
収録データベース研究課題データベース

研究課題アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat