多様なニーズに対応する安定多収な茶品種の育成と安定生産技術の開発

多様なニーズに対応する安定多収な茶品種の育成と安定生産技術の開発

課題番号2013023048
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2011-2015
年度2013
研究問題②果樹・茶の持続的高品質安定生産技術の開発
大課題多様なニーズに対応する安定多収な茶品種の育成と安定生産技術の開発
中課題多様なニーズに対応する安定多収な茶品種の育成と安定生産技術の開発
大項目食料安定供給のための研究開発
中項目(4) 園芸作物の高収益安定生産システムの開発 
摘要病虫害複合抵抗性や多様な香味を持つ安定多収チャ品種の育成に関しては、a) 品種「なんめい」は、茶育成系統評価試験及び輸出対応型栽培試験において、収量及び製茶品質で比較品種の「やぶきた」、「さやまかおり」よりも優れた評価を得た。また、クワシロカイガラムシに対する抵抗性を有すると判断し、農薬削減効果を実証するための現地実証試験を開始した。b) 中山間地向け有望系統の耐病性評価を 行い、品種登録を行う「おくはるか」と「宮崎31号」の耐病性を明らかにするとともに、もち病と赤焼病の簡易検定法の原型を開発した。c) 花香を有する系統「野茶研4号」を含む「野茶研1号」〜「野茶研8号」の系統群において、平成25年度は、幼木期における生育状況について調査を開始した。また、育成系統の中から、特に品質と色沢に優れる「枕崎32号」を品種登録候補として選抜し、公設試において、その特性を活かすための栽培、加工法に関する試験を行うこととした。
タンニン類の新しい機能性成分を多く含む系統の開発に関しては、a) ガロイル-ストリクチニン(G-ストリクチニン)高含有の「枕系56-01」は、比較品種・系統に比べ、各茶期を通じてG-ストリクチニン含量が高い傾向を確認した。b) 「枕系56-01」に熱水シャワー方式によ る低カフェイン処理を行い、150秒処理でG-ストリクチニン、ストリクチニン、テオガリンカテキン類の含有率を維持したまま、カフェイ ンを約50%減少できることを明らかにした。
省力で低コストな乗用機械化一貫作業体系の開発に関しては4種類の資材を用いて排出量の特性調査を行い、スクリュー回転数を制御する ことで、試作機の散布量を目標値に調節できる見通しを得た。b) 平成23年度から開始した樹冠下広幅施肥による減肥栽培試験の2年目の収量及び荒茶品質を評価し、1年目と同様に、樹冠下減肥栽培では慣行のうね間施肥より収量が多くなり、品質には差がないことを確認した 。c) 施肥作業モデルから、乗用精密肥料散布機による有機質肥料散布の排出能力の向上が作業時間短縮に大きく寄与することを見出した 。
このほか、a) チャトゲコナジラミの冬期防除に用いられるマシン油乳剤がチャ赤焼病の発病助長に及ぼす影響を明らかにし、銅水和剤の 事前散布により発病助長を抑制する手法を開発した。b) 気温差制御により防霜ファンの稼働時間を短縮し低コスト化できることを明らか にした。
研究分担荒木琢也
根角厚司
協力分担関係埼玉県農総セ
宮崎県農総試
弘前大
大阪大
京都大
九州大
日本製紙(株)
ネピュレ(株)
鹿児島県農開セ
静岡大
予算区分技会交付金研究 農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業 委託プロ[革新的低コストプロ] 委託プロ[新需要創出プロ] 委託プロ[気候変動プロ] 委託・その他プロ
業績(1)チャ遺伝資源におけるチャノミドリヒメ ヨコバイの甘露排出量と甘露中のアミノ酸分析
(2)気温差制御により防霜ファンの稼働時間を短縮し低コスト化できる
(3)茶園における冬期のマシン油乳剤散布によるチャ赤焼病の発病助長とその防除技術の開発
(4)日本産及び外国産の紅茶の含水率
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030203567
収録データベース研究課題データベース

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