畜産由来の温室効果ガス制御技術の高度化と家畜生産の温暖化適応技術の開発

畜産由来の温室効果ガス制御技術の高度化と家畜生産の温暖化適応技術の開発

課題番号2013023088
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2011-2015
年度2013
研究問題(1) 地球温暖化に対応した農業技術の開発
大課題畜産由来の温室効果ガス制御技術の高度化と家畜生産の温暖化適応技術の開発
中課題畜産由来の温室効果ガス制御技術の高度化と家畜生産の温暖化適応技術の開発
大項目地球規模の課題に対応した研究開発
中項目(1) 地球温暖化に対応した農業技術の開発
摘要高温環境の家畜生産に対する影響に関しては、a) 高温環境下のホルスタイン種泌乳牛に対する脂肪酸と脂溶性抗酸化ビタミン剤の同時給与は、酸化ストレスを低減することを認め、泌乳成績を顕著に改善し、酪農経営の収入向上に貢献することを明らかにした。b) 高温環境 下の育成牛に対して炭酸水素ナトリウムやグルタミン酸ナトリウムの給与することにより、尿pHを正常化し、排泄されるアンモニア態窒素を低減できることを明らかにした。
精密栄養管理による反すう家畜からのメタン排出の抑制技術に関しては、飼料にカシューナッツ殻液製剤を乾物飼料1kg当たり1.39%添加 した場合のメタン抑制率は8.9%であり、消化率や産乳性への影響は認められないことを確認した。
家畜排せつ物管理起源の温室効果ガス(GHG)制御に関しては、a) 温室効果ガス発生実態が未解明な養豚農家の密閉縦型発酵施設付帯の脱臭装置を調査し、排出係数を算出した。排出係数の平均値は一酸化二窒素(N2O)、メタン(CH4)それぞれ0.13%(kgN2O-N/kg N)、0.03%(kgCH4/kg VS)で、発酵槽からの排気に比べN2O、CH4はそれぞれ17%、72%減少していた。b) 採卵鶏におけるアミノ酸添加低タンパク質飼料給与技術の温室効果ガス(GHG)削減効果を明らかにするため、粗タンパク質(CP)17%の飼料を給与する慣行区に対し、CP15%、CP13%の二つの低タンパク質区をLCAにより評価した。CP15%区の卵1kg生産当たりのGHG排出量は慣行区より低かったが、CP13%区では慣行区よりもわずかに高い結果を得た。
このほか、a) 鶏ふん乾燥処理からの温室効果ガス発生測定システムを構築して実施設における排出量を測定し、メタン排出量は乾燥処理 有機物の0〜0.25%(gCH4/g有機物)であり一酸化二窒素排出量は処理窒素の0〜0.58%(gN2O-N/g全窒素)であると算出した。
研究分担長田隆
田中正仁
協力分担関係道総研
石川県畜産総合センタ−
千葉県畜産総合研究センター
酪農学園大学
(株)住友化学
(株)味の素
岡山件総合畜産セ
佐賀県畜 試
熊本県畜産研究所
(株)三菱UFJ リサーチ&コンサルティング
予算区分技会交付金研究 委託プロ[気候変動プロ] 農水省・その他 文科省[科研費] 環境省・その他 その他
業績(1)Cathepsin B activity has a crucial role in the developmental competence of bovine COCs exposed to heat-shock during in vitro maturation
(2)Changes in the transcriptome of morula-stage bovine embryos caused by heat shock: relationship to developmental acquisition of thermotolerance
(3)飼料タンパク質の給与水準と第一胃分解性の違いが泌乳牛の尿量に及ぼす効果
(4)Greenhouse gas reduction and improved sustainability of animal husbandry using amino acids in swine, poultry feeds
(5)玄米,大麦および製茶加工残さの混合給与における玄米配合割合が夏季の肥育後期豚の飼養成績と肉質成績に及ぼす影響
(6)Characteristics of the chemical composition and carbohydrate and protein fractions along with the growth of alkali-grass (Puccinellia tenuiflora) as feed for ruminants
(7)The Effects of Water-saving Irrigation on Nutritive Value of Maize (Zea mays L.) in Nile Delta, Egypt 
(8)鶏ふん乾燥処理実施設の温室効果ガスの測定により精
(9)鶏糞乾燥処理施設における温室効果ガス発生量の測定
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030203607
収録データベース研究課題データベース

研究課題アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat