(オ)赤潮プランクトン等有害生物の影響評価・発生予測・被害軽減技術の開発

(オ)赤潮プランクトン等有害生物の影響評価・発生予測・被害軽減技術の開発

課題番号2014025683
研究機関名水産総合研究センター
研究期間2011-2015
年度2014
研究問題(2)研究開発等の重点的推進
大課題イ.沿岸漁業の振興のための水産資源の積極的な造成と合理的利用並びに漁場環境の保全技術の開発
中課題(オ)赤潮プランクトン等有害生物の影響評価・発生予測・被害軽減技術の開発
大項目第2 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
中項目1 研究開発等
摘要(オ)有害赤潮の短期動態予測技術を開発するため、八代海・有明海に新たに開発・設置した大型自動観測ブイ等で連続観測を行い、西海区水産研究所のホームページ上で公開するとともに、八代海のシャットネラ赤潮と光環境、大規模出水の関係解明等を実施した。また、有明海と八代海の海水交換量の試算など、流動モデルの検証を行った。細胞増殖の指標となる遺伝子、シスト発芽特性、細胞周期に及ぼす温度の影響や栄養・塩分と生残との関係、日周鉛直移動の上昇・下降速度、珪藻のリン摂取能を明らかにするなど、赤潮生物の増殖ポテンシャルの把握や競合生物の生理生態特性を明らかにした。カレニア・デジタータを対象種に、遺伝子増幅法(LAMP 法)等を用いた検出・同定方法を開発し、同定研修会を実施した。コクロディニウム・カササ型培養株を作用させ、ブリ幼魚での濃度依存的なへい死を確認し、キャビテーション・サイクロン発生装置の有効性やヘテロカプサウイルス感染の種特異性確認など、殺藻生物による制御技術開発を進めた。黄海~東シナ海北部海域等において、国際フェリーによる大型クラゲの分布調査等を実施し、出現過程の実態解明を行うとともに、大型クラゲの平衡胞の重量分析を韓国と共同で実施し、数値モデルと組み合わせて発生海域を検討した。大型クラゲ発生源推定等に関する情報交換を日中韓で行うとともに、出現予測技術の高度化を図り、それを活用して定期的に出現状況の公表を4 回行った。また、トドについては管理方策をとりまとめて、各種行政機関の会議で説明と助言を行った。これらの成果を基にした有害プランクトン同定研修、LAMP 法を適用する機関への試料と技術情報の提供、漁業者への赤潮状況説明会の実施など、成果の普及に努めた。本研究課題の成果は、赤潮プランクトン等有害生物の被害軽減技術の開発、並びに漁場環境修復を通した資源回復等に繋がると期待される。
研究分担桑原隆治
木元克則
加藤修
山田東也
山村織生
岡村和麿
安部幸樹
豊川雅哉
井口直樹
樽谷賢治
松山幸彦
渡邊達郎
外丸裕司
山口峰生
坂本節子
清水学
紫加田知幸
隠塚俊満
鬼塚剛
長井敏
協力分担関係広島大学生物圏科学研究科
山形大学研究部
(独)水産大学校生物科学
名古屋大学地球水循環研究センター
予算区分水産庁・その他 その他
業績(1)愛媛県宇和島湾および北灘におけるKarenia mikimotoiの増殖ポテンシャル
(2)マダイ鰓の培養細胞を用いた赤潮プランクトンの毒性評価法の開発②:評価法の安定化、省力化の検討
(3)渦鞭毛藻Karenia mikimotoiの網羅的遺伝子発現解析に基づく毒素生合成関連遺伝子群の探索
(4)渦鞭毛藻Karenia mikimotoi天然赤潮と培養強毒株がエゾアワビ稚貝の生残に与える影響
(5)Distribution of Nemopilema nomurai in the East China Sea in 2014
(6)橘湾・有明海におけるChattonella赤潮出現特性の把握
(7)2000年代におけるトド来遊動向の変化
(8)東シナ海表層付近における経年変動特性を調査するための取組み
(9) 大型クラゲの行動および分布を調べる方法
(10)平成26年における赤潮発生状況と海況の特徴
(11)現場ミクロコズムを用いたカレニア等有害赤潮鞭毛藻の動態と環境条件との関係の解明
(12)  有害赤潮鞭毛藻類の遊泳特性を利用した新規赤潮防除技術の開発
(13)東シナ海及びその隣接海域等における大型クラゲモニタリング調査(東シナ海域調査)
(14)Trophic magnification of polychlorinated biphenyls and polybrominated diphenyl ethers in an estuarine food web of the Ariake Sea, Japan
(15)音響カメラDIDSONを用いた有明海のビゼンクラゲの分布調査法
(16)OPERATIONAL FORECASTING SYSTEM OF THE EAST AGIAN MARGINAL SEAS FOR FISHERY ENVIRONMENTS
(17)九州西部海域における赤潮空間変動の把握
(18)Viruses infecting harmful bloom forming diatoms in western Japan
(19)数値モデルで示された東シナ海と黄海における大型クラゲの出現ルート
(20)Distribution of Nemopilema nomurai in the Tsushima Strait by sighting survey from a ferry "New Camellia" in 2014
(21)Studies on the giant jellyfish in Japan in 2014
(22)Survey of wild ephyrae of giant jellyfish in 2014
(23)拡張版日本海海況予測システム(JADE2)の紹介
(24)中海本庄工区における大型海藻の堆積がアサリの個体群サイズに与える影響
(25)Normal 0 0 2 false false false EN-US JA X-NONE 拡張版日本海海況予測システム(JADE2)で算出される海峡通過流量の経年変動の特徴
(26)珪藻個体群のウイルス感受性は増殖フェーズによって変化するか?
(27)対馬海峡域での低塩分水による栄養塩変動
(28)
(29)推進検討会の推進
(30) 韓国水域における大型クラゲ出現情報の収集分析調査
(31)岩手県大船渡湾から分離された海産ツボカビRhizophydiumについて
(32)北海道日本海沿岸におけるトドの来遊状況の変化
(33)珪藻Chaetoceros tenuissimusのウイルス感染に及ぼす水温・塩分の影響
(34)イメージベースサイトメーターを用いた植物プランクトンの死細胞検出
(35)Decadal change of spatial distribution of wintering Steller sea lions around Hokkaido Island, Japan
(36)拡張版日本海海況予測システム(JADE2)の開発II ―流動場の再現性―
(37)HABとパラサイト
(38)渦鞭毛藻Karenia mikimotoiの魚毒性に対する絶食と過酸化水素処理の効果
(39)Appearance route of giant jellyfish (Nemopilema nomurai) in the Yellow Sea and East China Sea, obtained using a numerical model
(40)珪藻個体群はウイルス存在下でも直ちに崩壊しない
(41)寄生-宿主間の栄養関係に関する研究のこれまでとこれから:アサリ-カイヤドリウミグモを事例に
(42)
(43)
(44)東シナ海及びその隣接水域等における大型クラゲモニタリング調査<中国水域調査>
(45) 国際フェリー目視(博多ー釜山間)
(46)平成26年度漁場環境・生物多様性保全総合対策事業のうち赤潮・貧酸素水塊対策推進事業報告書 ④カレニア等有害赤潮鞭毛藻による魚介類斃死機構の解明と斃死防止技術の開発 エ.ヘテロカプサ等有害赤潮の分布拡大機構の解明と防止技術開発
(47)Variability of factors driving spatial and temporal dispersion in riverplume and Chattonella antiqua bloom in the Yatsushiro Sea, Japan
(48)上陸場自動撮影システムによるトド焼印個体の出自
(49)ウイルスから見た珪藻の生態
(50)Decadal change of spatial distribution of Steller sea lions around Ishikari-Bay, Sea of Japan
(51)Induction of virus resistance in planktonic diatom Chaetoceros tenuissimus under co-culture with bacteria
(52)カレニアおよび珪藻類の増殖動態と諸環境条件との関係
(53)衛星海面高度解析の検証
(54)有害赤潮鞭毛藻4種の日周鉛直移動パターン
(55)
(56)
(57)平成26年度有害生物出現調査並びに有害生物出現情報収集・解析及び情報提供委託事業 調査結果報告書
(58)有明海における貧酸素水塊による漁業被害防止対策③有明海における有明海における夏季の赤潮動態の把握 (平成26年度漁場環境・生物多様性保全総合対策委託事業のうち 赤潮・貧酸素水塊対策推進事業
(59)ノリ色落ち原因珪藻類の物理・科学的要因に対する増殖特性・生活史応答の把握
(60)九州海域における有害赤潮等発生監視と発生機構の解明(1)③八代海における赤潮発生メカニズムの解析
(61)八代海における赤潮モニタリングの高度化
(62)Unique Dispersal of the Changjiang-Diluted Water Plume in the East China Sea Revealed from Satellite Monitoring of Colored Dissolved Organic Matter (CDOM)
(63)Ecosystem responses to anthropogenic activities and natural stressors among inland, shelf and oceanic waters in the western North Pacific
(64)有害渦鞭毛藻感染性ウイルスHcRNAVの定量法および赤潮防除法の開発と現場適用の展望
(65)海産渦鞭毛藻に寄生する真核微生物の多様性
(66)カイヤドリウミグモの寄生強度と宿主アサリの生残率と活力の関係:ウミグモ寄生がアサリ資源を減少させたのか?
(67)島原半島沿岸の低塩分水移流過程
(68)2014年宇和海で発生したカレニア赤潮の概要
(69)
(70)カレニア属等有害赤潮鞭毛藻の簡易検出、同定・定量法の開発
(71)有明海奥部における冬季の水質モニタリング
(72) Coculture with marine bacteria confers resistance to complete viral lysis of diatom cultures
(73)Environmental and spatial controls of macroinvertebrate functional assemblages in seagrass ecosystems along the Pacific coast of northern Japan
(74)Discovery of two novel viruses expands the diversity of ssDNA and ssRNA viruses infecting a cosmopolitan marine diatom.
(75)Prevalence and intensity of pathologies induced by the toxic dinoflagellate, Heterocapsa circularisquama, in the Mediterranean mussel, Mytilus galloprovincialis Normal 0 0 2 false false false EN-US JA X-NONE
(76)九州西部海域における赤潮時空間変動の把握
(77)ミズクラゲ平衡石の結晶成長の可視化
(78)珪藻Chaetoceros tenuissimusの対数増殖個体群がウイルス接種で直ちに崩壊しない現象に関する研究
(79)Insights into the host-parasite relationships between the Manila clam and sea spider revealed by stable isotope analyses
(80)A report of prediction calculation for appearance of giant jellyfish in ECS, 2014
(81)Morphological and molecular characterization of eukaryotic parasitoids on toxic marine dinoflagellate Alexandrium tamarense
(82)Isolation and characterization of new viruses infectious to harmful bloom-forming microalga dinoflagellate Karenia mikimotoi.
(83)Appearance route of giant jellyfish Nemopilema nomurai in the Yellow Sea and East China Sea
(84)Numerical simulations of Nemopilema nomurai distribution in the Japan Sea
(85)底泥中に存在する珪藻休眠胞子細胞の密度とカレニアに感染するウイルス
(86)北海道におけるトドの分布と資源
(87)2014年夏季に宇和島湾で発生したKarenia mikimotoi赤潮Ⅰ-発生概要および気象・海象との関係-
(88)Noctiluca scintillansのKarenia mikimotoi捕食特性
(89)2014年夏季に宇和島湾で発生したKarenia mikimotoi赤潮Ⅱ―衰退に関与した物理化学的要因―
(90)魚類鰓の培養細胞を用いた赤潮藻の毒性評価法の開発
(91)福山港海水中で検出した除草剤に対する珪藻および鞭毛藻の感受性比較
(92)
(93) 東シナ海及びその隣接水域等における大型クラゲモニタリング調査<中国沿岸域調査>
(94)カレニア等有害赤潮鞭毛藻の物理・化学的要因に対する増殖特性、生活史応答の把握
(95) Temperature alters algicidal activity of DNA and RNA viruses infecting Chaetoceros tenuissimus
(96)Meteorological conditions preceding Chattonella bloom events in the Yatsushiro Sea, Japan, and possible links with the East Asian monsoon
(97)First report on the bloom of toxic dinoflagellate Alexandrium ostenfeldii in Japan
(98)Extensive survey on the distribution of the overwintering population of Karenia mikimotoi using LAMP method
(99)Distribution of Nemopilema nomurai around the Tsushima Strait in July 2014
(100)拡張版日本海海況予測システム(JADE2)の公開について
(101)珪藻に感染するウイルスの研究
(102)有害赤潮藻類検出へのLAMP法の適用
(103)Appearance route of giant jellyfish (Nemopilema nomurai) in the Yellow Sea and East China Sea, obtained using a numerical model
(104)LAMP法を用いた有害赤潮藻カレニア・ミキモトイの冬季越冬細胞広域調査
(105)宗谷海峡通過流量の変動に寄与する日本海・オホーツク海の水位変動
(106)陸起源粒状有機物の特性と動態ー大型河川が有明海に与える影響とは?
(107)2014 年夏季に宇和島湾で発生したKarenia mikimotoi赤潮IV–底泥中の珪藻類休眠期細胞の密度と分布-
(108)2014年夏季に宇和島湾で発生したKarenia mikimotoi赤潮Ⅲ-従属栄養性プランクトンとの関係-
(109)
(110)
(111)
(112)平成26年度漁場環境・生物多様性保全総合対策委託事業「九州海域での有害赤潮・貧酸素水塊発生機構解明と予察・被害防止等技術開発」報告書4)シャットネラ等の魚介類への影響、毒性発現機構の解明
(113)事業検討会および有害プランクトン同定研修会の開催
(114)宇和海における有害赤潮広域監視システムに関する技術開発
(115)エチゼンクラゲのエコー自動検出とエコートレースによる傘径推定
(116)ノリ養殖海域としての東京湾の海域評価―複数機関のデータを活用した海域の類型化と水環境特性の検討―
(117)赤潮の被害低減に向けた観測システムにおける漂流ブイの適用とデータの可視化
(118)FRA-Uploader
(119)拡張版日本海海況予測システム(JADE2)の精度検証Ⅱ -日本海における水温及び水塊配置の再現性-
(120)有明海奥部のカキ礁と周辺泥干潟の底生生物群集の比較
(121)Prospect for the biological control of Heterocapsa circularisquama bloom by inoculating frozen bottom sediment with HcRNAV viruses.
(122)赤潮鞭毛藻類の日周鉛直移動
(123)赤潮鞭毛藻類の日周鉛直移動パターン
(124)内湾域における微小動物プランクトン ー小さいからだで大きな役割ー
(125)従属栄養性プランクトンの動態と夜光虫の捕食活性
(126)正か?負か?:大型海藻の堆積がベントスに与える直接・間接効果の検証
(127)曳航式上向き水中ビデオカメラ映像を用いたエチゼンクラゲの遊泳姿勢角分布推定手法の開発
(128)拡張版日本海海況予測システム(JADE2)の開発Ⅰ-水温の再現性-
(129)
(130) 平成26年度漁場環境・生物多様性保全総合対策委託事業赤潮・貧酸素水塊対策推進事業九州海域での有害赤潮・貧酸素水塊発生機構解明と予察・被害防止等技術開発報告書2.有明海における貧酸素水塊による漁業被害防止対策
(131)平成26年度漁場環境・生物多様性保全総合対策委託事業「九州海域での有害赤潮・貧酸素水塊発生機構解明と予察・被害防止等技術開発」報告書5)シャットネラ等による漁業被害防止、軽減技術の開発
(132) 有明海奥部における貧酸素水塊モニタリングの高度化
(133)細胞分子マーカーによるカレニア等有害赤潮鞭毛藻の発生・終息評価手法の開発
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030217035
収録データベース研究課題データベース

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