(ア)クロマグロ及びウナギの種苗量産技術の開発

(ア)クロマグロ及びウナギの種苗量産技術の開発

課題番号2014025685
研究機関名水産総合研究センター
研究期間2011-2015
年度2014
研究問題(2)研究開発等の重点的推進
大課題ウ. 持続的な養殖業の発展に向けた生産性向上技術と環境対策技術の開発
中課題(ア)クロマグロ及びウナギの種苗量産技術の開発
大項目第2 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
中項目1 研究開発等
摘要(ア)クロマグロについて、平成25 年5~6 月に2 歳魚を大型陸上水槽に収容し、水温と日長の制御条件下で養成した結果、平成26 年5 月に陸上研究施設では世界で初めて産卵誘導に成功して1,000 万粒以上の受精卵を得た。親魚用配合飼料開発のため、クロマグロと同様に高度回遊特性を有するブリを用いた代替試験を実施した結果、DHA を含むリン脂質及びDHA が豊富な中性脂質を併用した配合飼料で成熟促進効果が認められた。種苗生産後期に使用する配合飼料の開発では、酵素処理魚粉を材料として柔らかい配合飼料を小型化することに成功し、小型の稚魚(15mm サイズ)への使用が可能となった。ステレオカメラの画像による水中魚体計測システムとして、尾叉長と第二背鰭基部体高を変数とする式により高い精度で推定可能となった。産卵成績が異なる親魚間、成熟度の異なる天然魚と養殖魚の分析により、成熟と相関する候補遺伝子マーカーの探索を進めた。人工授精に必要なハンドリング技術開発として、海獣用の鎮静剤の投与方法及び蘇生方法等を検討した結果、ハンドリング時の不動化が可能となった。ウナギについては、組換え成熟誘導ホルモンの合成系を開発し、雌雄の親魚に投与してホルモン活性を確認した。高密度遺伝子地図を作製し、シラスウナギへの変態期間に関わる量的形質遺伝子座(QTL)を見出した。また、仔稚魚期において変態に関わる発現変動遺伝子を多数発見した。さらに、優良個体作出のための家系を作出し、飼育を継続した。1kL 水槽を用いて量産実証試験を実施し、水槽1 面で400 尾以上のシラスウナギを得た。陸上研究施設では、世界初となるクロマグロの産卵誘導に成功し、1 kL 水槽を用いたシラスウナギ量産実証試験で成果が得られた。本研究課題の成果は、クロマグロ及びニホンウナギの養殖用種苗の安定的確保に向け、将来の顕著な成果の創出に国民から大きな期待が寄せられている。
研究分担虫明敬一
桒田博
岡雅一
野村和晴
菅谷琢磨
塩澤聡
田中秀樹
風藤行紀
山本剛史
奥澤公一
高志利宣
玄浩一郎
古板博文
米加田徹
澤口小有美
森岡泰三
松田圭史
乙竹充
樋口健太郎
山崎いづみ
予算区分委託プロ・生産現場[養殖・漁業生産技術] 水産庁・その他
業績(1)Recent advance in ecological research for the Japanese eel Anguilla japonica.
(2)組換えウナギ成長ホルモンの大量生産および経口投与によるウナギ仔魚の成長および生残への影響
(3)集積流体回路技術とNGSによるSSRマーカーのハイスループットジェノタイピングの可能性
(4)持続的養殖プロ研マグロ-23:カプセル餌料のヒラメ仔魚における利用性-クロマグロへの応用の予備的検討-
(5)クロマグロにおける精子保存技術の確立
(6) 平成26年度水産庁委託「資源・環境に優しいクロマグロ増養殖技術開発事業のうちクロマグロ養殖最適親魚選抜・確保技術開発事業」報告書
(7)天然および飼育成熟魚における候補マーカーの探索
(8)ウナギ仔魚の体成分および消化酵素活性に及ぼす飼料の影響
(9)ニホンウナギの幼生期間および変態後の形態に関するQTL解析
(10)クロマグロに対するDexmedetomidineとDetomidineの麻酔効果およびAtipamezoleによる蘇生効果
(11)鎮静剤等を用いた安全なハンドリング技術の開発
(12) 新たな飼育システムによる種苗量産技術の開発
(13)Histological characteristics of the oocyte chorion in wild post-spawning and artificially matured Japanese eels Anguilla japonica.
(14)Development of Pacific bluefin tuna transportation technique
(15)クロマグロ種苗生産の技術開発:さらなる高度化を目指して
(16)ミトコンドリアDNAのハプロタイプ解析から推定した陸上水槽におけるクロマグロの産卵特性
(17)持続低養殖プロ研マグロー16:大型陸上水槽内でのクロマグロ人工3歳魚の産卵
(18)
(19)クロマグロ及び近縁モデル魚種の発現遺伝子情報を用いた早期成熟関連遺伝子の探索
(20)複数家系の混合飼育試験及び生体防御関連遺伝子情報を利用した耐病性関連マーカーの開発
(21)量産に適した飼育水槽の開発
(22)成魚の栄養特性の解明と親魚用飼料の開発
(23)大型陸上水槽でのクロマグロ人工3歳魚の産卵
(24)Vertical distribution of transparent exopolymer particle (TEP) concentration in the oligotrophic western tropical North Pacific 
(25)Characterization and ontogenetic development of digestive enzymes in Pacific bluefin tuna Thunnus orientalis larvae
(26)Medetomidine-Zoletile100混合麻酔を施されたクロマグロに対するAtipamezoleの蘇生効果
(27)クロマグロ未成魚・仔魚抽出液を用いた各種飼餌料(原料)の消化性比較
(28)持続的養殖プロ研マグロ-20:硝化細菌に及ぼすアンモニア源の供給停止と乾燥の影響
(29)
(30)クロマグロの初回成熟過程における卵巣の分子ダイナミクス
(31)クロマグロ人工飼育仔魚における餌料仔魚の最適給餌密度の検討
(32)油球を持つカイアシ類のターゲットストレングス推定に必要な油の音速比と密度比測定
(33)MASS PRODUCTION OF JAPANESE EEL RECOMBINANT FOLLICLE-STIMULATING HORMONE AND LUTEINIZING HORMONE BY A STABLE
(34)持続的養殖プロ研マグロ-22:クロマグロゲノム情報を用いた仔魚期の栄養状態指標となるバイオマーカーの探索
(35)大型ストロー容器によるニホンウナギ精子の凍結保存技術
(36)ウナギ変態期における比較トランスクリプトーム解析
(37)
(38)
(39)閉鎖循環システムを用いた飼育水の維持管理技術の開発
(40)陸上水槽における親魚養成基盤技術および 環境制御による成熟産卵誘導技術の開発
(41)A ddRAD-based genetic map and its integration with the genome assembly of Japanese eel (Anguilla japonica) provides insights into genome evolution after the teleost-specific genome duplication
(42)Decreasing dietary lipids improves larval survival and growth of Japanese eel Anguilla japonica
(43)クロマグロ人工飼育仔魚の魚食と関連した減耗過程の推定
(44)持続低養殖プロ研マグロー19:ウイルス性神経壊死症防除を目的とした電解海水によるクロマグロ受精卵の消毒条件の検討
(45)持続的養殖プロ研マグロ-18:クロマグロ親魚水槽における突発遊泳行動の日周変化について
(46)
(47)ウナギ成熟誘導ホルモン等を利用した人為催熟技術の高度化
(48)性及び成熟度判定技術と精子の保存及び評価技術の開発
(49)大規模の受精が可能なウナギ精子の大量凍結保存技術の開発
(50)ウナギにおけるマーカー選抜育種の基盤となる遺伝的基礎情報の整備
(51)大型水槽での量産実証試験
(52)シラスウナギ大量生産に向けた取り組み
(53)クロマグロ排卵卵保存技術および人工授精による精子品質評価指標の開発
(54)大型海産魚類の性成熟に及ぼす制限給餌の影響
(55)持続的養殖プロ研マグロ-17:クロマグロ若魚の窒素排泄量の推定
(56)養成クロマグロの体重推定パラメータの検討
(57)
(58)卵仔魚の大量供給技術の開発
(59)適正な人工飼料と給餌方法の開発
(60) 量産に対応可能な新規スラリー状飼料の開発
(61)自動給餌システムの開発
(62)健全種苗の生産に向けた飼餌料の開発と減耗防除技術の開発
(63)Growth promoting effect of hyaluronan synthesis promoting substances on Japanese eel leptocephali
(64)Differential growth rates related to initiation of piscivory by hatchery-reared larval Pacific bluefin tuna Thunnus orientalis
(65)Progression in artificial seedling production of Japanese eel Anguilla japonica
(66)種苗生産技術開発へのクロマグロゲノム情報の活用
(67)Mass production of recombinant Japanese eel follicle-stimulating hormone and luteinizing hormone: their differential actions on gametogenesis in vivo.
(68)アクセスアレイとIon PGMを用いたSSRマーカーの迅速なジェノタイピング手法の開発
(69)クロマグロ人工飼育仔魚における餌料仔魚の最適給餌密度の検討
(70)光周期がカンパチのGTH分泌におよぼす影響
(71)養殖雌クロマグロの加齢に伴う繁殖特性の変化
(72)
(73)Report of the research on the larval migration of the Japanese eel Anguilla japonica in the Philippine Sea from the spawning area to the western boundary
(74)種苗期の高生残DNAマーカーの開発
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030217037
収録データベース研究課題データベース

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