水稲多用途利用のための低投入超多収栽培法の開発

水稲多用途利用のための低投入超多収栽培法の開発

課題番号2014025500
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2011-2015
年度2014
研究問題①新世代水田輪作の基盤技術と低コスト生産システムの構築
大課題低コスト・高生産性水田輪作の基盤技術
中課題水稲多用途利用のための低投入超多収栽培法の開発
大項目食料安定供給のための研究開発
中項目(1) 地域の条件・資源を活かした高生産性水田・畑輪作システムの確立
摘要多用途水稲品種等の低投入超多収栽培法に関しては、
a) インド型多収性水稲品種「北陸193号」は、出芽器内で苗丈5cmまでの加温処理(28℃)もしくは箱上の水深5cmのプール育苗と、育苗期の窒素追肥(4g/箱)を組み合わせることにより、苗丈の確保と移植後の茎数増加が得られることを明らかにした。
b) 「北陸193号」を対象として、肥効調節型肥料を組み合わせて800kg/10a超の多収を確保しつつ窒素肥料を21〜43%削減する施肥法を確立した。石川県の現地試験では、早植えと全量基肥栽培の組み合わせにより約980kg/10aの坪刈り収量(石川県平年収量519kg/10a)を実証した。
c) 多収性水稲品種の収量750kg/10aに必要な施肥窒素量は「北陸193号」で4.1kg/10a、「モミロマン」は8.0kg/10aと試算され、「日本晴」の14.6kg/10aに対して顕著に低いことを明らかにした。これには、窒素吸収能と窒素吸収当たりの乾物生産能のいずれも多収品種で優れていることが関与することを明らかにした。
d) 業務用多収品種の「あきだわら」は、湛水直播条件においても700kg/10a以上の多収を達成できることを確認した。乾田直播栽培での苗立ち促進技術として、水浸種後に乾燥処理する活性化種子の利用が有効であることを明らかにした。
e) 飼料用米生産における実証試験の解析から、専用品種を用いた直播や疎植など省力・低コスト条件での多収(750~770kg/10a)の確保と、80,500円/10a以下に副産物価額差引費用合計を抑えることにより、約100円/kgの生産コストの達成が可能となることを提示した。
研究分担吉永悟志
協力分担関係石川県農林総合研究センター
長野県農業試験場
予算区分技会交付金研究 攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術緊急展開事業 委託プロ・バリューチェーン[業務・加工用] 委託プロ・生産現場[低コスト] 委託プロ[国際連携による気候変動プロ]
業績(1)Climatic responses of biomass production and grain yield in Japanese high-yielding rice cultivars under different transplanting times
(2)北陸地域における水稲多収品種「北陸193号」の肥効調節型肥料を用いた減肥栽培が生育収量に及ぼす影響
(3)湛水直播水田におけるエアーアシスト条播機の播種深増大技術の開発
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030217051
収録データベース研究課題データベース

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