飼料用稲や牧草等の多様な自給飼料資源を活用した高品質牛肉生産技術の開発

飼料用稲や牧草等の多様な自給飼料資源を活用した高品質牛肉生産技術の開発

課題番号2014025535
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2011-2015
年度2014
研究問題(2) 自給飼料基盤の拡大・強化による飼料生産性向上と効率的利用技術の開発
大課題地域条件を活かした多様な自給飼料多給型家畜生産及び高付加価値畜産物生産技術の開発
中課題飼料用稲や牧草等の多様な自給飼料資源を活用した高品質牛肉生産技術の開発
大項目食料安定供給のための研究開発
中項目(2) 自給飼料基盤の拡大・強化による飼料生産性向上と効率的利用技術の開発
摘要飼料用稲や多様な自給飼料資源を活用した黒毛和種生産技術に関しては、
a) 牧場調製型収穫システムについて、飼料用稲収穫機近中四農研3号機(コーン兼用型)のワゴン内幅を拡大したことにより、トラックへの積載時間を半減した。また、刈取りヘッダ等の改良により、高糖分飼料イネ「たちすずか」を平均作業速度0.6~0.7m/secで収穫可能とし、高密度輸送を実証した。
b) 地域自給飼料資源を活用して生産した黒毛和種去勢牛肉の特性について、肥育中期にイタリアンライグラス草地放牧と「たちすずか」WCS多給の組み合わせで、肥育及び枝肉成績は慣行法と概ね同等でβ-カロテンは蓄積し、自給飼料率は38.1%に上昇、飼料費は約10%削減できることを明らかにした。
c) 中国地域での晩秋季以降の放牧期間延長を可能とする草地管理技術とそれに基づく黒毛和種繁殖雌牛の飼養管理技術について、積雪の少ない温暖低標高地のススキ優占草地は、妊娠中期までの冬季放牧地として活用でき、連年での冬季放牧後でも子牛の生時体重や発育性に影響しないことを明らかにした。
d) 地域自給飼料資源を活用した飼養体系における繁殖雌牛の繁殖性及び育成牛の発育性について、「たちすずか」WCSと乾草の併給により分娩後の繁殖雌牛の子宮修復が促進されること、過剰排卵措置後の胚採取成績に影響しないこと、「たちすずか」WCSの切断長の違いによる発育性の差は認められないことを明らかにした。
e) 自給粗飼料多給型肉用牛肥育システムにおける環境影響評価に関しては、去勢牛への粗飼料多給肥育の導入により肥育期間全体での環境影響が低減されるが、増体成績が低下するとその効果が縮小することを明らかにした。
研究分担大島一修
協力分担関係松原牧場
北里大
(株)タカキタ
広島県立総合技術研究所畜産技術センター
広島県酪農業協同組合
岡山大学、
熟ビーフ連絡会
島根県中山間地域研究センター
島根県農林大学校
予算区分技会交付金研究 農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業 委託プロ[国際連携による気候変動プロ] 農林水産業の革新的技術緊急展開事業 文科省[科研費]
業績(1)Effect of indoor concentrate feeding vs. outdoor grazing on the expression of genes involved in muscle growth and nutrient content in Japanese Black steer muscle.
(2)衛星リモートセンシングを使った放牧可能な耕作放棄地の探索
(3)Whole Crop silage 用稲の低コスト収穫・調製体系に関する研究
(4)三瓶山の火入れ管理下にあるススキ(Miscanthus sinensis Anderss.)草地の植生に及ぼす放牧の影響
(5)ススキ草地に冬期放牧した肉用種繁殖雌牛の栄養状態
(6)夏期放牧における褐毛和種熊本系と黒毛和種繁殖牛の個体維持行動の比較
(7)Influence of housing density and grazing on heat shock protein 27 expression in skeletal muscle of beef cattle.
(8)Life cycle assessment of beef cow-calf systems with and without grazing on abandoned cultivated lands in Japan
(9)暖地型芝草の生育に及ぼす施肥、庇蔭の影響および耐寒性
(10)広域連携周年放牧のライフサイクルアセスメント
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030217086
収録データベース研究課題データベース

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