農業・農村の新たな機能・価値に関する研究

農業・農村の新たな機能・価値に関する研究

課題番号2014025498
研究機関名農林水産政策研究所
研究期間2013-2015
年度2014
研究問題農村研究
大課題プロジェクト研究
中課題農業・農村の新たな機能・価値に関する研究
大項目該当なし
中項目該当なし
摘要(研究の概要)
①主観的幸福度研究の手法も活用して、都市住民や農村住民が認識する農業・農村の価値を抽出するためアンケート・ヒアリング調査等を実施するとともに、社会心理学的アプローチによる農村コミュニティの価値の解明、高齢化社会の中で関心が高まる農業と疾病・健康との関係を分析。また、都市住民による農業・農村の価値の還元方法として、消費者と生産者が提携して地域で農業を支える国内外の取組を調査分析した上で、我が国における取組拡大の可能性を検討。
②農業・農村の機能・価値として注目されているバイオエネルギーの利用等について、農村における地域資源活用の経済性を事例分析による経済収支計算で把握した上で、地域資源の持続的活用を促進するため、GISを活用した地域資源量の評価手法、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)と連携して国際比較が可能な地域資源の持続可能性評価ツールを開発。

(成果の概要)
①農業・農村の価値が主観的幸福度に与える影響を都市住民と農村住民で比較し、都市住民は所得が高く自然資本の保全意識が高いほど幸福度が高い、農村住民は経済要因は幸福度への影響が有意とならなかった一方で、人とのつながりや信頼関係が豊かな人ほど幸福度が高いことを明らかにした。農業と疾病・健康との関係について、市町村別のデータを用いて、農業者の多い市町村では、60歳以上の死亡率が有意に低いこと、死因別では老衰・循環器疾患が大きく低下することを明らかにした。
②地域資源の持続的活用に向けて、GISを活用した地域資源量の評価手法を開発し、岩手県陸前高田市生出地区を事例として、木炭発電に利用可能なスギ間伐材の供給量を分析。また、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)との共同研究を開始し、海外でも適用可能な地域資源の持続可能性総合評価ツールの骨格となるモデルを構築。

(成果の活用)
本成果は本省担当部局で「企業と地域等各主体との経済的連携による農村の自然資本の保全・利用」に関する検討を行う際に、活用。 
持続可能性総合評価ツールについては、活用するには更なる検証等を行う必要があるが、今後役に立つものと期待。
研究分担佐々木宏樹
林岳
予算区分政策研究
業績(1)Agri-environmental Policies to Meet Consumer Preferences in Japan: An Economic-Biophysical Model Approach
(2)木質バイオマスの需給マッチングをもとにした環境及び経済の多角的影響評価-岩手県西和賀町の家庭における薪利用を事例に-
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030217214
収録データベース研究課題データベース

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