夏秋期の早期出荷による道産シェア拡大に向けた8,9月どり露地ねぎの品種特性

夏秋期の早期出荷による道産シェア拡大に向けた8,9月どり露地ねぎの品種特性

県名北海道
研究機関名地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部道南農業試験場
課題種別試験研究課題
研究期間止H25~26
年度2014
概要目的:北海道における夏秋期のねぎ生産を一層振興させるために、特に露地栽培で8,9月出荷をねらったねぎの品種特性を明らかにする。、成果:ア 8,9月どり露地ねぎ生産の実態を調査し、品種の優劣を判断する項目は、重要な順に、葉鞘の太りが早くL規格以上収量が多いこと、えり締まりが硬く外観品質が良いこと、収穫期以後のえり締まりが硬いままで収穫期幅が広いこと、葉身筒内液体(以下「粘液」)量が少ないこと、の4点とした。なお粘液は多糖類と糖類が含まれるゼリー状の粘質物で、ねぎ葉身調製後の流出が流通上商品性の低下をもたらすことが問題であった。、 イ 道南農試8月どり11品種のうち、L規格以上収量が多いのは「夏山一本太」、「夏扇パワー」、「冬山一本太」であった。えり締まりが特に硬いのは「夏山一本太」、「TSX-511」であった。収穫期以後の調査のえり締まりが特に硬いのは「夏山一本太」、「冬山一本太」であった。粘液量は標準品種が最も少なかったが、比較的少ないのは「TSX-511」であった。、 ウ 花野技セ9月どり14品種のうち、L規格以上収量が多いのは「夏山一本太」、「夏扇4号」、「夏扇パワー」であった。えり締まりが硬いのは「森の奏で」、「夏山一本太」、「白矢」、「夏扇4号」であった。収穫期以後の調査のえり締まりが特に硬いのは「夏山一本太」、「冬山一本太」であった。粘液量は標準品種が最も少なかったが、比較的少ないのは「吉宗」、「夏山一本太」、「TSX-511」、「ホワイトソード」、「源翠」、「UE-106」であった。、 エ 現地試験では、8月どりは「夏山一本太」(北斗現地)、9月どりは「森の奏で」(せたな町農セ)、「夏扇パワー」(厚沢部町農活セ)、「冬山一本太」(上ノ国町農指セ)の評価が高かった。、 オ L規格以上収量が多い各時期3品種のうち、「夏扇パワー」は収量が多いだけでなく粘液量が明らかに多いが、「夏山一本太」は収量は多い一方、粘液量は標準品種並みからやや多い程度であった。8月どり3品種について、道南農試産の外観、内部品質、粘液量、焼きねぎ食味評価と北斗現地産のエアー剥き難易、関東A卸売市場商品性総合評価の項目で比較すると、「夏山一本太」の評価が高かった。、 カ 以上より、露地ねぎ8月どり11品種と9月どり14品種の特性をまとめた。標準品種「北の匠」と比較して粘液量がやや多いもののその他判断項目3点(L規格以上収量、えり締まり、収穫期幅)が優る品種を明らかにした。8月どりで最も優ったのは「夏山一本太」、次いで「夏扇パワー」、「冬山一本太」であった。9月どりで最も優ったのは「夏山一本太」、次いで「夏扇4号」、「夏扇パワー」であった。
研究分担研究部・地域技術グループ
予算区分道単
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030217369
収録データベース研究課題データベース

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