液だれしにくさのカンキツ品種間差異の解明と指標化

液だれしにくさのカンキツ品種間差異の解明と指標化

課題番号2014026910
研究機関名(独)農業・食品産業技術総合研究機構,(独)農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2014-2018
年度2014
中課題液だれしにくさのカンキツ品種間差異の解明と指標化
摘要液だれ量を正確に測定する方法を決定するために予備試験を行った。まず、果実を包丁でカットした直後の液だれ量と、カットした果実をプラスチック製の密封容器に保存した後の液だれ量を調べた。その結果、プラスチック製容器に保存後では、蒸発によると思われる液だれ量の減少がみられた。このことから、カット直後の値を計測することとした。なお、保存後の液だれ量については、次年度に保存方法を検討してから実験を行うことにした。次に、1果実あたりのカット数の違いによる、測定の正確性の違いを調べた。その結果、カットする回数を増やすと液だれ量も増えたが、作業が煩雑になり、出てきた液体が果皮につくなどの問題が起きた。このため、正確に液だれ量を測れず、データのばらつきが増した。このことから、カットする回数は1度とし、赤道面でカットした後に包丁およびまな板に付いた果汁の重量を液だれ量とした。最後に、供試するサンプル数を決めるため、果実による液だれ量のばらつきを調べた。その結果、供試する果実数を増やすごとに標準偏差値は減少するものの、おおむね5果前後で値が収束した。このことから、実質的な労力等もふまえ、各品種・系統あたりの供試果実数を10果とした。
 上記の予備実験により決定した方法に基づき、かんきつ主要35品種・系統について、それぞれの収穫時期に液だれ量を調査した。果実の直径、果皮の厚さから切断した際の果肉部分の面積を求め、その面積あたりの液だれ量を液だれ性とした。なお、果実重あたりの液だれ量も求め算出したが、品種・系統によって果形が異なり、縦長なものから横長なものまで様々であったため、検討できなかった。現時点で、2月までに収穫期を迎える品種・系統の液だれ性を調査し、各品種・系統をランク付けしたリストを作成した。このリストは、実需者にカットフルーツとして許容される液だれ性の程度を意見聴取する際に、基準として利用できると考えられた。
予算区分委託プロ・バリューチェーン[業務・加工用]
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030225742
収録データベース研究課題データベース

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