秋田県北部の事例をもとにした飼料用米生産の農業経営と地域社会に与える効果との比較

秋田県北部の事例をもとにした飼料用米生産の農業経営と地域社会に与える効果との比較

課題番号2014027458
研究機関名(国) 山形大学,弘前大学農学生命科学部
研究期間2010-2014
年度2014
中課題秋田県北部の事例をもとにした飼料用米生産の農業経営と地域社会に与える効果との比較
摘要第1に、地域養豚経営の立地地域における水田農家の特徴と飼料用米に対する評価をみるために、地域の水田作経営を対象としたアンケート調査を実施した。特に、飼料用米生産の維持確立に向けた課題認識を中心に項目を設定し、水田作経営規模による回答の差を検討した。その結果、①依然として飼料用米の取り組みは一割程度に留まっており、JAの取り組み方針や意欲に影響される部分が大きい、②飼料用米の取り組みの多くは、地域内の大規模経営に相当する層に担われている、点が示された。
第2に、米価下落下における今後の水田作経営の展開方向を明らかにするために、実態調査を行い、飼料用米生産の継続要因を検討した。特に、地域養豚経営との契約に至る経緯や、現状の評価、政策・交付金に対する評価に関する事例分析を実施した。その結果、①現状の交付金体系のもとでは、飼料用米生産への取り組みは水田利用を考える上で重要な選択肢であるとする評価が多い。同時に、交付金水準や政策が短期的に変化することは、これら取り組みの本格的な実施を阻害している。②地域に受け入れる畜産経営が多数生じつつあるなかで、“先発的な取り組み”(=付加価値型)と“後発的な取り組み”といった取り組み状況が生じている。水田作経営は双方の取り組み方の相違を勘案しながら、販路選択を意志決定していると判断された。特にその相違は、飼料用米の生産・流通において課題となる輸送費等の追加的費用を、畜産経営側(需要者)と水田作経営側(供給者)との間でいかに負担するかといった違いに現れている。これら負担関係の調整や合意形成が求められる点が示唆された。
予算区分委託プロ・生産現場[低コスト]
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030226253
収録データベース研究課題データベース

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