ひび割れ自己治癒コンクリートの水利施設への利用技術の開発

ひび割れ自己治癒コンクリートの水利施設への利用技術の開発

課題番号2014027513
研究機関名(独)農業・食品産業技術総合研究機構,国立大学法人 横浜国立大学
研究期間2012-2014
年度2014
中課題ひび割れ自己治癒コンクリートの水利施設への利用技術の開発
摘要高炉スラグ微粉末を用いたクリンカ細骨材モルタルの基礎物性と耐酸性を検討した。逸散水量と収縮ひずみの関係、EPMA分析、MIP測定から、高炉スラグ微粉末がクリンカ細骨材モルタルの組織構造へ与える影響を分析し、塩酸浸漬試験により耐酸性を評価した。その結果、クリンカ細骨材モルタルに高炉スラグ微粉末を用いると、C-S-Hがより多く生成され、緻密性と耐酸性に優れることが分かった。一方で、クリンカ細骨材を用いたモルタルに、マイクロクラックの発生が確認され、クリンカ細骨材が含有する遊離石灰の膨張反応が一因であるとの考察を行った。
 クリンカ細骨材、高炉スラグ微粉末、高エーライトを併用した系では、圧縮強度の発現特性が最も優れていたが、塩酸浸漬による耐酸性の向上は見られなかった。
 クリンカ細骨材を用いたモルタルで多角的な検討を行い、多くの実験結果を得た。クリンカ細骨材を用いることのメリットとともに、使用方法によっては微細ひび割れの発生というデメリットが発生することも明らかとなり、クリンカ細骨材の活用方法の開拓に向けた基礎情報が多く得られた。H24年度の研究において、特定の径のクリンカ細骨材のみを置換した実験を行っており、0.3mm以下の径の骨材のみをクリンカ細骨材で置換した場合に圧縮強度の向上効果が十分に確認されていることから、細骨材の全量置換ではなく、部分置換をすることでデメリットの生じないモルタルの高性能化が可能となると示唆された。
予算区分委託プロ・生産現場[低コスト]
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030226306
収録データベース研究課題データベース

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