根粒機能を活用した大豆安定多収栽培法の開発

根粒機能を活用した大豆安定多収栽培法の開発

課題番号2015027761
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2011-2015
年度2015
研究問題①新世代水田輪作の基盤技術と低コスト生産システムの構築
大課題低コスト・高生産性水田輪作の基盤技術
中課題根粒機能を活用した大豆安定多収栽培法の開発
大項目食料安定供給のための研究開発
中項目(1) 地域の条件・資源を活かした高生産性水田・畑輪作システムの確立
摘要地下水位制御システム等を利用したダイズ安定多収栽培法に関しては、
a) 地下水位制御システム(FOEAS)施工圃場(千葉県横芝光町)において不耕起狭畦栽培を実施し、248kg/10a(横芝光町平成17年~25年の平均収量167kg/10aの1.5倍)の全刈り収量を得たが、播種直後の長雨で苗立ちが不良であったことから、FOEASにおいても不耕起狭畦栽培ではさらに排水性の確保が重要であることを認めた。
b) 地力窒素について、地下水位制御を行った場合においても牛ふん堆肥2t/10aの施用により地力窒素が高く維持されることを確認す るとともに、不耕起栽培で分解無機化が抑制されること、地下水位制御によりダイズの窒素固定活性が高まることを認めた。
c) 施肥改善として、モリブデン富化種子を活用すると、低pH圃場(筑西市)や重粘土圃場(千葉県長南町)において12~39%増収す る傾向を認めた(対象区収量117~208g/m2)。さらに、種子のモリブデン含量が根粒超着生ダイズの窒素固定活性と収量に大きく影響することを明らかにした。
d) ダイズ18~20品種間で茎疫病抵抗性に差が認められたが、抵抗性の低い「納豆小粒」でも播種後23日を過ぎると枯死率が低下した 。一方、3種の種子塗沫殺菌剤について効果を検証したところ、薬剤間に差があるものの、茎疫病感受性が高い初期生育期間約1ヶ月の効果保持を確認した。
e) 黒根腐病については、耕種的防除として2週間程度晩播することにより、収量を減じることなく、発病度を低下させることが可能であることを現地試験等で実証した。また、発病度としわ粒率には正の相関関係ことを明らかにした。さらに、ダイズの黒根腐病抵抗性の検定法を開発し、抵抗性に関与するQTLマーカーを見出した。
協力分担関係宮崎県総合農業試験場
和歌山県農業試験場
長崎県農林技術開発センター
関東農政局
千葉県農総セ
横芝光町
笹本新井土地改良区
富山県農林水産総合技術センター
砺波農林振興センター
高岡農林振興センター
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030226571
収録データベース研究課題データベース

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