気候区分に対応した安定多収・良品質大豆品種の育成と品質制御技術の開発

気候区分に対応した安定多収・良品質大豆品種の育成と品質制御技術の開発

課題番号2015027773
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2011-2015
年度2015
研究問題②土地利用型耕種農業を支える先導的品種育成と基盤的技術の開発
大課題気候区分に対応した安定多収・良品質大豆品種の育成と品質制御技術の開発
中課題気候区分に対応した安定多収・良品質大豆品種の育成と品質制御技術の開発
大項目食料安定供給のための研究開発
中項目(1) 地域の条件・資源を活かした高生産性水田・畑輪作システムの確立
摘要DNAマーカー等を利用した機械化適性の高い安定多収品種の育成に関しては、
a) 温暖地向け難裂莢性及びモザイク病(SMV)抵抗性「関東123号」、「四国28号」等、寒冷地向けシストセンチュウ高度抵抗性及び モザイク病(SMV)抵抗性の「東北169号」、「東北173号」等を生産力検定試験、奨励品種決定調査等の結果から継続検討することと した。
b) 暖地向けに葉焼け病抵抗性を導入した系統については、難裂莢性と組み合わせて「フクユタカ」等に導入した系統の生産力を評価 し、2系統を継続検討することとした。
このほか、
a) ハスモンヨトウ抵抗性については、CCW-1の候補遺伝子を特定するとともに、ツルマメに由来する新規ハスモンヨトウ抵抗性遺伝子を見出し、複数のハスモンヨトウ抵抗性遺伝子を集積した系統を開発した。
超多収系統の開発に関しては、
a) 海外品種との交配後代については、標準品種「サチユタカ」に比べ、2カ年平均で標準品種より14%多収の「作系207号」を開発し た。
b) 無限伸育性を取り入れた「東北175号」は、圃場試験の結果から中止とし、生産力と外観品質等の観点から新たに4系統を選抜した 。
このほか、
a) 晩播狭畦密植栽培向けの「東北181号」等を新たに開発した。また、短節間遺伝子を用いて、熟期を改変することなく、超多収化に必要な耐倒伏性を強化した暖地向け系統を開発した。
加工適性に寄与する形質に関しては、
a) 蒸煮ダイズの硬さと子実成分については、ダイズのペクチンメチルエステラーゼが蒸煮ダイズの硬さに影響を及ぼすこと、この酵 素が活性を失うと蒸煮ダイズが柔らかくなることを遺伝学的に明らかにした。
b) 子実カルシウム含量も硬さと正の相関があることを示し、ペクチンメチルエステラーゼ欠失とともに、煮豆、納豆向けの品種開発 における新たな育種目標として提示した。
新規特性を有する系統の開発に関しては、
a) 実需者評価等の結果から、子実貯蔵タンパクに変異を持つ「九州172号」、「九州173号」、「九州174号」を開発した。
b) 寒冷地向けのリポキシゲナーゼ欠失・サポニン改良型系統「東北179号」、青ダイズ「東北180号」、温暖地向けの極高タンパク質 系統「関東130号」、赤ダイズ「九州171号」等は生産力検定試験、奨励品種決定調査等の結果に基づき、継続検討することとした。
協力分担関係(国)農業生物資源研究所
愛知県農業総合試験場
三重県農業研究所
長野県野菜花き試験場
茨城県農業総合センター
兵庫県農林水産技術総合センター
ヒガシマル醤油株式会社
愛媛県農林水産研究所
新潟県農業総合研究所
福岡県農林業総合試験 場
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030226583
収録データベース研究課題データベース

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