生殖工学を用いた有用家畜作出技術の開発

生殖工学を用いた有用家畜作出技術の開発

課題番号2015027798
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2011-2015
年度2015
研究問題(3) 家畜の代謝特性に基づく飼養管理及び家畜の安定供給のための育種・繁殖技術の開発
大課題生殖工学を用いた有用家畜作出技術の開発
中課題生殖工学を用いた有用家畜作出技術の開発
大項目食料安定供給のための研究開発
中項目(3) 家畜の代謝特性に基づく飼養管理及び家畜の安定供給のための育種・繁殖技術の開発
摘要遺伝子発現やエピジェネティクス情報等を活用したクローン胚等の品質評価法に関しては、_x000D_
a) ウシ線維芽細胞核移植胚において、切断2分離胚より割球分離胚の方がペア胚のOCT4やXIST遺伝子の発現量の差が小さい傾向にあること明らかにし、割球分離核移植胚の遺伝子発現に基づいて評価・選別するための技術を開発した。_x000D_
b) ヒト用DNAメチル化解析チップを利用することで、牛凍結精液間のメチル化状態の違いが検出可能であること、同個体でも性成熟直後と繁殖供用可の精子でDNAメチル化状態が変化することを明らかにした。_x000D_
個体への発生能の高い生殖細胞の生産に関しては、_x000D_
a) ニワトリ胚への移植によりブタES様細胞がマイクロキメラを形成することを確認し、ニワトリ胚を用いた新たなテラトーマ形成試 験法を開発した。_x000D_
b) マウス胎児の卵巣に存在する始原生殖細胞を体外培養して卵母細胞を発育させ、胚を作出し、さらに産仔を得ることに世界で初め て成功し、生殖細胞の発生段階を一貫した体外培養で実現できる技術を開発した。_x000D_
c) 体外成熟培養液へのL-カルニチン添加による、ブタ裸化卵子の前核形成率向上技術を開発した。_x000D_
個体への発生能の高い胚の生産に関しては、_x000D_
a) 体外受精後28時間以内に、細胞断片・突出部がない均等な2細胞期胚へ第1卵割が終了するという基準が、種雄牛や精子の性判別の 有無の区別なく、胚盤胞期胚への高い発生能の予測を可能とし、高品質胚の効率的作出技術を開発する基盤技術として有効であることを明らかにした。_x000D_
b) ブタ卵子の体外成熟培地へのIL-6添加による胚発育改善効果は認められないことを明らかにした。_x000D_
長期保存技術に関しては、_x000D_
a) トリプターゼは胚盤胞の孵化を促進する作用を有するものの、胚盤胞の非外科的移植における、分娩率、産子数には、トリプター ゼ処理の効果は認められないことを明らかにした。_x000D_
b) ブタ未成熟卵子のガラス化において、卵丘細胞と卵子間のギャップジャンクションがダメージを受けること、加温後の成熟培養に おける成熟速度が速まること、アポトーシスを起こす卵子が増加することを明らかにした。_x000D_
c) ウシ体外成熟卵子を25℃で約20時間保存可能な液状保存技術を開発した。_x000D_
協力分担関係(独)農業生物資源研究所
東京農業大学
九州大学
神戸大学
シドニー大学
芝浦工大
高知大
(独)家畜改良セン ター
酪農学園大学
東京農工大学
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030226608
収録データベース研究課題データベース

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