アルボウイルス感染症等の亜熱帯地域に多発する疾病の防除法の開発

アルボウイルス感染症等の亜熱帯地域に多発する疾病の防除法の開発

課題番号2015027846
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2011-2015
年度2015
研究問題(7) 家畜重要疾病、人獣共通感染症等の防除のための技術の開発
大課題大型酪農・畜産施設地帯に常在する複合感染症の防除技術の高度化
中課題アルボウイルス感染症等の亜熱帯地域に多発する疾病の防除法の開発
大項目食料安定供給のための研究開発
中項目(7) 家畜重要疾病、人獣共通感染症等の防除のための技術の開発
摘要亜熱帯地域に多発する疾病研究に関しては、
a) 平成27年に鹿児島及び沖縄で発生した牛流行熱ウイルスのG遺伝子領域の遺伝子解析を行った結果、中国本土分離株と高い相同性を示したが、中和エピトープ領域のアミノ酸は国内分離株やワクチン株との差異は小さいことから、血清診断の感度には影響しないことを明らかにした。
b) アカバネウイルス(AKAV)を経口接種したウシヌカカやシガヌカカにおいて、抗AKAV血清を用いた免疫組織化学的染色により、同 ウイルスの体内動態を明らかにした。また、脂肪体や中腸でAKAV感染を確認した。
c) 平成24~27年に鹿児島市内で採集したヌカカから3種、20株のウイルスを得た。ディアギュラウイルスはウシヌカカ、流行性出血病ウイルス血清型1はホシヌカカ、シャモンダウイルスはシガヌカカから分離し、それぞれがウイルス媒介に関与していることを示唆し た。
d) 平成6~26年の沖縄県八重山地域におけるアルボウイルスの抗体保有状況から、同地域へのアルボウイルス侵入リスクが高いことを明らかにした。また、平成24年の牛流行熱発生時の大気の移動について解析し、東南アジアから八重山地域に伝播したものと推察した。
このほか、
a) 牛異常産関連の各種オルソブニヤウイルスやアカバネ、アイノ(AINOV)、ピートン(PEAV)の各ウイルスに特異的なリアルタイムRT-PCR法の開発により、ウイルスの広範な検出とウイルスの特異的な検出を同時に行うことを可能とした。本法はシュマレンベルクウイルスにも有効である。
b) 平成27年に沖縄県及び鹿児島県で発生した牛流行熱及び兵庫県で発生した牛におけるイバラキ病を疑う疾病由来PCR増幅遺伝子産物についての遺伝子解析結果を基に、農林水産省消費・安全局が各都道府県に対して疾病発生への注意喚起を行った。
協力分担関係(財)化学及血清療法研究所
鹿児島大学共同獣医学部
鹿児島県
沖縄県
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030226656
収録データベース研究課題データベース

研究課題アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat