水稲直播(乾直・湛直)における環境保全米栽培技術の確立
県名 | 宮城県 |
研究機関名 | 宮城県古川農業試験場 |
課題種別 | 試験研究課題 |
研究期間 | 完H25~27 |
年度 | 2015 |
概要 | <目的>、 省力・低コストが期待できる水稲直播栽培(乾田及び湛水)について,「環境保全米(農薬・化学肥料節減栽培)」基準での栽培法を検証する。、<成果>、1)広畝成形播種方式乾田直播栽培では、使用した農薬の成分数は8成分以内に納めることはできたが,葉いもち病予防剤の散布は周辺田への配慮からも必要である。農薬の基本病除体系として,6月上旬頃・乾田時(選択性茎葉処理剤:1成分)+6月中旬頃・全面入水後(水稲用湛水土壌処理:3~4成分)+7月中旬(葉いもち予防剤:1成分)+8月上旬(イネツトムシ防除:1成分)+8月下旬頃・穂揃期(斑点米カメムシ類防除:1成分)とし,稲の生育や病害虫や雑草の発生状況等に応じて,剤(除草剤・殺菌剤・殺虫剤)の変更等も検討する。茎数確保や強めの中干しを早めに実施するなど過剰茎数の抑制や倒伏対策を組み合わせて,生育にあった管理を行うことが必要である。、2)湛水直播(鉄コーティング湛水直播)栽培での農薬による基本防除体系は,播種時・播種直後除草剤(水稲直播用・1成分)+水稲用湛水土壌処理除草剤(水稲直播用・2成分)+いもち病予防剤(1成分)+穂いもち予防剤(1成分)+イネツトムシ防除剤(1成分)+斑点米カメムシ類防除剤(1成分・2回)の8成分を基本とし,病害虫や雑草の発生状況等に応じて,剤(除草剤・殺菌剤・殺虫剤)の変更等も検討する。 |
研究分担 | 水田利用部 |
予算区分 | 受託 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030228059 |
収録データベース | 研究課題データベース |