生産環境の変化に対応した園芸作物病害虫防除技術の開発

生産環境の変化に対応した園芸作物病害虫防除技術の開発

県名秋田県
研究機関名秋田県農業試験場
課題種別試験研究課題
研究期間継H26~30
年度2015
概要目的:農家等から依頼された病害虫の診断を迅速に行い適切な防除対策を助言・指導する。さらに、メジャー、ブランド野菜病害虫の効率的防除技術および地域特産作物の病害虫防除技術の確立を行う。                                            成果:①診断依頼108件について対応し、防除技術を提示した。本年は気温が平年より高く、降水量が少ない月が多かったため、虫害の診断対応が多かった。②黄色水盤およびホリバー(黄色)によるタマバエ類の誘殺数は少なく推移し、実際の成虫の発生状況との関連性は低いものと考えられた。開花日が6月18日と早い作型でダイズサヤタマバエによる比較的高い被害莢    率が確認された。被害莢率は、その後の早生作型では比較的低く推移し、中生作型では増減しながらも徐々に増加し、中晩生~晩生作型と開花日が遅くなるにつれ、急速に高まるものと考えられた。③枝豆品種「秘伝」の開花期間は19日間程度であり、開花日から着莢期始めまでの期間は9日程度、ダイズサヤタマバエの産卵に適すると考えられる若莢が存在するのは開花日後9日~25日後であると考えられた。概ね5日間隔で設定した4防除時期と防除実施の有無を組み合わせた試験区を設置し、効果の高い防除時期を検討したが明確な防除適期は検討できなかったものの、開花期14日後および21日後の防除が被害莢率の低減に影響している可能性が示唆された。④被害莢率からダイズサヤタマバエに対する防除効果を検討した結果、既登録であるジノテフラン水溶剤およびエトフェンプロックス乳剤について防除効果が認められた。⑤秋田県でのネギ葉枯病による斑点性病斑は、9月上旬~10月上旬(気温15~20℃)に多く形成された。また、黄色斑紋病斑は9月上旬~10月中旬(気温10~20℃)に発生が多くなった。⑥ネギの黄色斑紋病斑による被害を軽減させるためには、葉枯病の発生が多くなる9月上旬から10日ごとに薬剤散布することが重要であると考えられた。⑦アスパラガスにおいてネギアザミウマ、ツマグロアオカスミカメ成虫およびカスミカメ類幼虫の寄生が確認された。ネギアザミウマは茎葉および若茎への寄生が確認されたが、生育・品質への影響は確認されなかった。ツマグロアオカスミカメ成虫は茎葉先端部への、カスミカメ類幼虫は若茎への吸汁害および曲がりへの関与が確認された。若茎の腐敗へ害虫の関与は確認されなかった。⑧県内圃場から採取したアスパラガス 37サンプルのうち18サンプルで疫病菌が検出された。本年新たに由利地域4圃場、仙北地域3圃場、平鹿地域2圃場で疫病の発生が確認された。⑨シンテッポウユリ葉枯病に対し、アフェットフロアブル、エコショットを使用した防除体系は、開花期まで発生を低く抑えることができた。
研究分担生産環境部
予算区分県単
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030228184
収録データベース研究課題データベース

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