暖地における地域分業型大規模肉用牛繁殖システムの確立

暖地における地域分業型大規模肉用牛繁殖システムの確立

課題番号2016029286
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2016-2020
年度2016
研究問題自給飼料基盤に立脚した肉用牛の効率的な繁殖・肥育システムの確立
大課題(5)暖地高収益畑作営農及び自給飼料活用肉用牛生産システムの実現に向けた技術体系の確立
中課題暖地における地域分業型大規模肉用牛繁殖システムの確立
大項目(1) 農業・農村の所得増大等に向けて、生産現場が直面する課題を速やかに解決するための研究開発
中項目(1) 農業・農村の所得増大等に向けて、生産現場が直面する課題を速やかに解決するための研究開発
摘要暖地肉用牛繁殖技術に関しては、飼料作物の不耕起栽培で最も問題となる雑草対策について、夏作の主要作物であるスーダングラスの対策技術を開発した。本試験において、播種前にグリホサートカリウム塩剤を処理することで、雑草を耕起栽培と同程度に抑制できること、さらに、耕起栽培と収量に差がないことに加え、物財費を6%削減できることを現地試験で実証した。サイレージ貯蔵性の指標である発酵品質を現場で簡易に評価する技術を開発するため、春期に収穫する4草種について、pH、水分含量と発酵品質の関係を検討したところ、発酵品質の評点であるV-scoreで「良」(80点以上)と評価されたサイレージのpHの範囲は水分含量で異なることが明らかとなった。重回帰分析により、V-score=196-1.16×水分(%)-9.11×pHの有効な予測式が得られ、水分含量とpHが測定できれば現場で発酵品質を評価できる可能性が示された。また、トウモロコシサイレージ(CS)の配合水準(40、52.5、65%)を変えた飼料を給与する試験を実施し、飼料の消化性を低下させずに育成牛向け飼料に配合可能なCSの水準を明らかにした。黒毛和種繁殖牛の分娩間隔短縮に向け、超音波ドップラー画像により、ア)機能的な黄体と、イ)発育過程にある黄体、ウ)機能的でない黄体、を診断する基盤的研究が進展した。分業型繁殖営農体制を支えるコントラクターの経営状況を解析し、カンショ畑・水田での裏作利用や夏作飼料・不耕起播種機を導入した周年栽培等により飼料生産基盤を拡大しているが、相対的に高い販売価格条件と冬作イタリアンライグラス生産に依存する収益構造にあるため、増収対策等により、生産物当たり労働時間を削減して労働生産性を改善する必要があることを明らかにした。
協力分担関係農業生産法人肝付アグリ
(株)肝付アグリ
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030236015
収録データベース研究課題データベース

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