家畜重要疾病の疫学解析及び監視技術の高度化等による動物疾病対策技術の確立

家畜重要疾病の疫学解析及び監視技術の高度化等による動物疾病対策技術の確立

課題番号2017029989
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2016-2020
年度2017
研究問題生産現場から食卓までの安全管理の徹底や動植物の疾病・病害虫の侵入・まん延を防止するための技術開発
大課題(14)家畜疾病の診断・予防技術の開発
中課題家畜重要疾病の疫学解析及び監視技術の高度化等による動物疾病対策技術の確立
大項目(2) 中長期的な戦略の下で着実に推進すべき研究開発
中項目① 安全で信頼される食料を安定供給し、国民の健康長寿に貢献する
摘要口蹄疫の伝播シミュレーターは、都道府県の家畜衛生担当者の意見を聞きながら改良が重ねられ、使用方法の説明を兼ねた普及活動も行った。次年度に完成する豚コレラのシミュレーション機能を追加した上で本格配布する予定となっている。ヨーネ病については膨大な野外のデータを用いてシミュレーションモデルを開発し、サーベイランスや対策の評価を行った。更に、世界で初めてシミュレーションを用いて若齢期のヨーネ病感染牛が一時的に排菌することを証明した。新たに提案した国内の家畜疾病サーベイランス制度は、国内対策の評価に有効であるとともに、輸出先国に対して透明性の高い情報提供を可能にした。特に、昨年度提案した牛結核とブルセラ病のサーベイランス制度について、来年度からの実施に向けて円滑な導入・運用に努めた。また、高病原性鳥インフルエンザについては、農場近隣の湖や河川等からの感染リスクについて検討して水辺が近い農場では発生リスクが高いことが明らかとし、本成果は農水省の疫学調査報告書に掲載された。節足動物媒介性疾病については、地球温暖化の影響もあり、新規のアルボウイルスの流行が問題となっている。国内外で流行するアルボウイルス感染症の遺伝子診断法として、グループ特異的コンベンショナルRT-PCR、ウイルス特異的コンベンショナルRT-PCR及びリアルタイムRT-PCRについて検査マニュアルを作成した。今後、この検査マニュアルは、行政部局との成果検討会で評価を受けた後、全国都道府県の病性鑑定担当者等に配布し、野外での診断に活用される予定である。胎齢中期牛胎子へのピートンウイルス感染実験材料を用いた免疫組織化学的検索により、牛非化膿性髄膜脳脊髄炎の病変内にウイルス抗原を検出し、同ウイルスの牛に対する病原性を証明した。そのほか、アルボウイルスの流行は中国を含む東アジア全体で考慮する必要があること、シャモンダウイルスなど新たなアルボウイルスの侵入が起こっていること、アルボウイルスの流行に気象要因が関連していることを明らかにした。
協力分担関係公設試験研究機関 1機関
大学等 1法人
外国機関 1機関
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030244530
収録データベース研究課題データベース

研究課題アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat