4 水産資源の持続的利用のための技術開発 (2)地域性漁業資源の総合的な資源管理に関する研究

4 水産資源の持続的利用のための技術開発 (2)地域性漁業資源の総合的な資源管理に関する研究

県名岩手県
研究機関名岩手県水産技術センター
課題種別試験研究課題
研究期間継H26~30
年度2017
概要目的:ヒラメやミズダコ等の地域性漁業資源の資源量水準の評価と加入動向予測、及び沿岸漁船漁業における現状評価を実施し、多様で持続的な沿岸漁船漁業の再構築に寄与すること。
計画:①地域性漁業資源の資源量水準の現状評価及び加入動向評価。②沿岸漁船漁業の現状評価。③新たな資源管理・漁獲体制構築に向けた検討(脱出口装着カゴによるミズダコ漁獲抑制効果把握)。
成果:①地域性漁業資源の資源量水準は、ミズダコは高位減少傾向、カレイ類、アイナメでは中~高位横ばい傾向で推移している一方、ヒラメは中位減少傾向、ケガニは低位減少傾向にあると評価。②震災以降の沿岸漁船漁業の操業状況を評価した結果、回復状況を表す指標の1つである延水揚隻数は平成25年以降横ばいで推移しており、概ね頭打ちになったものと推察される。底刺網やいか釣において震災前平均と比べ顕著な減少となっている一方、たら延縄やカゴでは平均並~増加となっており、震災からの回復の過程でこれらの漁業種類への転向が進んだものと推察。なお、延水揚隻数の変動が概ね収束したとみられることから、回復は完了したものとみなし当研究課題は平成29年度をもって終了。③改良漁具の資源管理効果を評価するため、調査船調査及び洋野町宿戸地区のカゴ漁業者を対象とした現地実証試験を実施。調査船調査では、効果的な脱出口装着位置を検討するため、3種の漁具(側面下部に脱出口、側面中央部に脱出口、及び脱出口なし)を用いた操業試験を実施。エゾイソアイナメ小型魚保護には側面下部対面に2箇所の脱出口装着が最も有効と判断された一方、ミズダコは採集尾数が少なく評価に至らなかった。現地実証試験では、各船1張分(カゴ25~30個)を改良漁具に換装しミズダコの漁獲個体数及び重量を比較。その結果、改良漁具における漁獲個体数は通常漁具に比べ20%減少、漁獲重量は9%減少。漁獲物の銘柄組成は、通常漁具;大6%、中78%、小15%に対し、改良漁具;大20%、中71%、小9%であり、改良漁具の方が大型個体主体となる傾向を示した。ミズダコ以外の魚種については、いずれも改良漁具における漁獲が少ない傾向を示した。
残された課題:各々の資源状況や漁獲状況に応じた資源管理方策の提案、及び効果的な資源管理技術の開発。
研究分担漁業資源部
予算区分受託(農水省)、県単
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030245764
収録データベース研究課題データベース

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