地域飼料資源を活用した黒毛和種の中小規模生産システムの実現に向けた技術体系の確立

地域飼料資源を活用した黒毛和種の中小規模生産システムの実現に向けた技術体系の確立

課題番号2018030442
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2016-2020
年度2018
研究問題自給飼料基盤に立脚した肉用牛の効率的な繁殖・肥育システムの確立
大課題(5)暖地高収益畑作営農及び自給飼料活用肉用牛生産システムの実現に向けた技術体系の確立
中課題地域飼料資源を活用した黒毛和種の中小規模生産システムの実現に向けた技術体系の確立
大項目(1) 農業・農村の所得増大等に向けて、生産現場が直面する課題を速やかに解決するための研究開発
中項目(1) 農業・農村の所得増大等に向けて、生産現場が直面する課題を速やかに解決するための研究開発
摘要高栄養自給飼料である茎葉型飼料稲の栽培では、飼料成分の充実と収穫時期の分散の両立が重要となる。そこで、早生系統「中国飼224号」と晩生品種「つきすずか」で地上部重、可消化養分総量(TDN)等を比較し、9月上旬収穫では品種間に地上部重の差は無く、「中国飼224号」でTDNや非繊維性炭水化物(NFC)が高いこと、10月上旬収穫では「つきすずか」が地上部重、TDNともに高いことを明らかにした。これにより、9月上旬収穫には「中国飼224号」が、10月以降の収穫には「つきすずか」が適していることを提示した。実肥は粗タンパク質(CP)を増加させる傾向が認められたが、地上部重や他の飼料成分には有意な影響を与えない。本成果は飼料生産の低コスト化にも貢献できる。中山間地域では来歴や地形の異なる場所を組み合わせて放牧を行うケースが多い。放牧地内で牛に利用される場所を把握することは放牧飼養管理を適切に行う上で重要となる。そこで、放牧牛にGPS首輪及び加速度計を装着して放牧地における行動実態を解析した。その結果、放牧牛の集中分布が起こっている場所(ヒートマップ)が把握でき、採食で利用される頻度が高い場所は、春季よりも秋季の放牧で広がっていること、一方、休息場所として利用している場所には春季と秋季の放牧で大きな差はないことを明らかにした。これにより、放牧地の活用方針やレイアウトを決定するための情報を可視化して経営者や普及指導者に示すことができ、放牧地の効率的な管理法につながることが期待される。このほか、放牧を含む自給粗飼料を用いた肉用牛一貫生産における環境への影響を調査し、気候変動、酸性化、富栄養化及びエネルギー消費の各評価項目で、輸入濃厚飼料に依存する慣行生産システムでの値をおおむね下回ることを明らかにした。
協力分担関係5民間企業
群馬県畜産試験場
広島県立総合技術研究所畜産技術センター
埼玉県農業技術センター
島根県中山間地域研究センター
山梨県酪農試験場
(独)家畜改良センター鳥取牧場
予算区分戦略プロ_現場ニーズ[生産現場]
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030252516
収録データベース研究課題データベース

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