薬剤抵抗性病害虫の早期診断と発生防止技術の開発

薬剤抵抗性病害虫の早期診断と発生防止技術の開発

課題番号2018030494
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2016-2020
年度2018
研究問題生産現場から食卓までの安全管理の徹底や動植物の疾病・病害虫の侵入・まん延を防止するための技術開発
大課題(15)病害虫のリスク管理と植物検疫高度化のための研究開発
中課題薬剤抵抗性病害虫の早期診断と発生防止技術の開発
大項目(2) 中長期的な戦略の下で着実に推進すべき研究開発
中項目① 安全で信頼される食料を安定供給し、国民の健康長寿に貢献する
摘要ワタアブラムシ、ネギアザミウマ、コナガ、ウンカ類について、主要薬剤に対する抵抗性管理ガイドライン案を策定し、普及成果情報とした。本成果は、地域に適した薬剤抵抗性管理ガイドラインの策定の手引きとなり、抵抗性管理システムの現場普及を加速化する。ネギアザミウマについて、スピノシン系抵抗性の簡易遺伝子診断法の改良及び検証を行い、診断法のプロトコルを確立した。ワタアブラムシでもネオニコチノイド剤抵抗性発現への関与が明らかになった欠損部位を検出する新規遺伝子診断法を開発し、圃場における抵抗性発達モニタリングを可能にした。イネいもち病菌のQoI剤耐性菌診断では、開発した液体培地法において、農薬原体を含んだ複数の市販農薬が培地成分として利用できることを明らかにした。また、昨年開発したMDQマーカーを用いた耐性菌診断が、種子でも実施可能であることを確認した。QoI剤耐性いもち病菌発生県の疫学的データを、モデルを用いて分析し、採種圃場の防除対策と種子流通の体制を耐性菌管理上の課題として抽出した。また、種子生産現場で問題となっているばか苗病を対象に、本病の発生リスク評価を目的に特異的なPCR検出法を新たに開発した。その他、カンキツグリーニング病の病原細菌の人工培養を効率的に実施する方法を開発した。新発生害虫ネギネクロバネキノコバエの種特異的プライマーを用いた新規開発識別技術による本種の的確なモニタリングを実現した。緊急防除対象のテンサイシストセンチュウについて、根箱での栽培試験で各種野菜における増殖の有無を確認し、長野県現地の営農指導に貢献した。イネとコムギの他に、イタリアンライグラスにもヒメトビウンカ保毒虫からイネ黒すじ萎縮ウイルスが効率よく感染することを実証した。トビイロウンカのイミダクロプリド抵抗性遺伝様式を解明し、コナガのシアントラニリプロール抵抗性及びクロルフェナピル抵抗性の原因候補遺伝子を同定した。コナガの抵抗性形質の季節変動を解明し、圃場試験を実施し抵抗性管理に有効な防除体系案の検証を加速した。ウンカ類の飛来源における抵抗性モニタリングの実現に向けて、ベトナムの公的機関において簡易遺伝子診断法の講習会を実施した。
協力分担関係2民間企業
14公設試験研究機関
国際農林水産研究センター
宇都宮大学
京都大学
予算区分消費・安全局[レギュラトリー・サイエンス]
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030252568
収録データベース研究課題データベース

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