地力窒素を考慮した夏秋どりトマトに対する施肥対応技術の開発

地力窒素を考慮した夏秋どりトマトに対する施肥対応技術の開発

県名北海道
研究機関名地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 農業研究本部 道南農業試験場
課題種別試験研究課題
研究期間

継H29~R2
年度2018
概要○目的:地力窒素が高いハウスで栽培される夏秋どりトマトについて、従来の硝酸態窒素に加え、熱水抽出性窒素を診断項目とする窒素施肥対応法を開発する。
○研究内容:夏秋どりトマトについて、複数の地力窒素レベルのハウスにおける地力由来の窒素吸収量を生育時期毎に把握する。これらを施肥窒素による窒素吸収量と比較検討し、これまでの無機態窒素診断に加え、熱水抽出性窒素を考慮した適正窒素施肥量および施用時期を明らかにする。
○成果:1)栽培を途中で打ち切ったため、果実生産量および窒素吸収量は前年度(最大17.7t/10aおよび28.8kg/10a)と比べ低い水準にあった。果実生産量は地力窒素「低」 において窒素施肥量15kg/10aで頭打ちとなった。2)低N0区と中N0区の葉柄硝酸濃度は基準値(4000~7000 mg/L)を大きく下回り、果実生産量も低かった。一方、低N15区と高N0区の葉柄硝酸濃度は基準値をやや下回る範囲(2500~4000 mg/L)を推移したが、果実生産量は低N35区並であった。これは栽培を途中で打ち切った影響と考えられた。3)各窒素施肥量における窒素吸収量は熱水抽出性窒素に対応して直線的に増加した(図2)。高N0区の果実生産量および窒素吸収量は低N15区と同等であった。また、両区における生育中の窒素吸収量や葉柄硝酸濃度は大差なく推移したことや、両区の熱水抽出性窒素の差(9.7mg/100g)から、熱水抽出性窒素1mg/100gの差は施肥窒素1.5kg/10a (うち基肥0.5kg/10a、追肥1.0kg/10a) 程度に相当すると考えられた。
研究分担研究部生産環境グループ
予算区分道単
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030252720
収録データベース研究課題データベース

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