北海道地域におけるイチゴ病害虫の新防除技術体系の実証

北海道地域におけるイチゴ病害虫の新防除技術体系の実証

県名北海道
研究機関名地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 農業研究本部 道南農業試験場
課題種別試験研究課題
研究期間完H29-30
年度2018
概要〇目的:北海道の高設・夏秋どり栽培において、UV-B照射を利用したいちご病害虫の新防除法の効果を明らかにする。
〇内容:1)各種病害虫に対するUV-B照射を利用した新防除法の効果、2)新防除法と慣行との収量・品質・経済性の比較
〇成果:1)うどんこ病は慣行区では殺菌剤を5回散布したのに対し、新防除法では殺菌剤無散布でも発病を著しく抑制した。2)ハダニ類に対し新防除法は発生量の減少や初発時期の遅延を生じさせ、殺ダニ剤の散布回数を慣行区の4~5回と比較して0~2回で対応できた。2カ年の試験においてミヤコの定着が確認できなかったことから、殺ダニ剤散布回数を減少させた要因は、UV-B照射と光反射シートの併用による物理的防除と考えられた。3)新防除法における灰色かび病の発病果率は、慣行区と同程度であった。4)アブラムシ類やアザミウマ類に対し新防除法は、密度抑制・被害軽減効果が期待できなかった。これらの害虫に対しては、慣行区と同様の薬剤防除が必要である。5)新防除法では、ヨトウガ等による葉の食害が慣行区より多くなったため、その防除にかかる薬剤量が増加した。これらの害虫に対しては、側窓や出入り口に4mm目合以下の防虫ネットの設置が必要と推察された。6)新防除法における収穫開始時の生育は、葉柄長が慣行区より3~4㎝短くなった。この原因は、光反射シート設置の影響で地温が低下したためと考えられた。規格内収量は、慣行区と同程度以上であった。Brix、果皮色は慣行区と差がなかった。7)新防除法を導入した場合の初期投資は、10aあたり535千円(UV-B電球およびタイマー)が必要であった。この初期投資を5年で回収すると仮定すると、1年あたり修繕費として107千円となった。
研究分担研究部生産環境グループ
予算区分受託(農水省)
業績(1)北海道の夏秋どりいちごにおける 紫外光(UV-B)と光反射シートを用いた病害虫防除法の実証
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030252726
収録データベース研究課題データベース

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