畑作物の地域適応性検定試験 奨決 大豆

畑作物の地域適応性検定試験 奨決 大豆

県名北海道
研究機関名地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 農業研究本部 道南農業試験場
課題種別試験研究課題
研究期間継H13~
S46~
年度2018
概要○目的:十勝農試で育成した大豆の有望系統について、道南地方における適応性を検定し、優良品種決定のための資とする。
○内容:有望系統の各種特性を調査し、適応性を明らかにする。
播種後は高温に経過し、出芽は順調だったが、6月中旬以降は低温寡照傾向が続いたため生育は停滞した。開花期前後は高温に転じたため一時的に生育旺盛となったが、再度7月下旬から低温傾向が続いたため、全体に生育量は少なかった。
○成果:1)地域適応性検定試験:「十育267号」(2年目):開花期は同等、成熟期は1日早い。主茎長と節数はやや上回り、最下莢位置は1.1cm高く、莢数はやや少ない。百粒重はわずかに重く子実重は90%、品質は同等だった。低収で特に優点がないため、単年評価は「△」。有望度としては、前年に続いて低収だったことから「△」。
「十育269号」(1年目):開花期と成熟期は同等、主茎長と節数はやや上回り、最下着莢位置は0.7cm低く、莢数はやや多い。百粒重は8%重く、子実重は105%で、品質はわずかに劣った。多収で特に問題点がないため、単年評価は「○」。有望度も同じく「○」。「十育270号」(1年目):開花期は同等、成熟期は2日遅い。主茎長は長く、節数も1.5節多く、最下着莢位置は0.9cm低い。莢数がやや少なく、百粒重は18%重いが子実重は90%、品質は未熟粒が多く劣った。大粒だが低収で外観品質が劣るため、単年評価は「△」。有望度も同じく「△」。「十育268号」(2年目):開花期は同等で成熟期は1日早く、主茎長はやや長く、最下莢位置は同等。莢数は多く、百粒重は7%軽く、子実重は98%と概ね同等だった。外観品質としては、裂皮程度は同等、等級は同等。 収量性が同等で、やや小粒だが外観品質が概ね同等であることから、単年評価は「□」。有望度は、大きな問題は無いが線虫抵抗性以外の優点が無いため「□」。「十育271号」(1年目):開花期は1日、成熟期は10日早い。主茎長はやや長く、最下莢位置は5.3cm高く、莢数は4割多い。百粒重は26%軽くトヨムスメ並みで、子実重は97%とほぼ同等、外観品質もほぼ同等だった。単年評価は「□」。有望度も同じく「□」だが、道南地域における早生で小粒の黒大豆のニーズについては要検討。2)奨決現地:<厚沢部町>
開花期、成熟期とも同等で、耐倒伏性も同等だった。莢数がやや多く百粒重は同等だったが、子実重は標準比86%と低収だった。品質は、屑粒はやや少なく、裂皮程度は同等であったが、裂皮、扁平、シワの発生により等級外となった。また、最下着莢位置が低いことから、コンバイン収穫によるロスが予想される。これらから、単年評価は「△」とする。有望度としては、シストセンチュウ抵抗性を加味しても、低収と裂皮の多さから「△」。<今金町>開花期は1日遅く、成熟期は2日早かった。最下着莢位置はほぼ同じであった。倒伏程度は同等であった。莢数が多かったが、子実重は95%とやや劣った。百粒重は軽かった。収量性がやや劣ることと小粒のため、単年評価は「△」とする。有望度としては、やや低収で小粒だがダイズシストセンチュウ抵抗性を有するため、「□」。
研究分担研究部地域技術グループ
予算区分道単
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030252731
収録データベース研究課題データベース

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