寒冷地北中部向き耐冷性良食味品種の育成(カドミウム低吸収性)

寒冷地北中部向き耐冷性良食味品種の育成(カドミウム低吸収性)

県名宮城県
研究機関名宮城県古川農業試験場
課題種別試験研究課題
研究期間完H26~30
年度2018
概要目的:本課題では,(独)農環研と共同研究機関において育成されたCd低吸収性コシヒカリ「コシヒカリ環1号」と「ひとめぼれ」を交配し,その後代からCd低吸収性遺伝子を持ち,その遺伝子以外の遺伝背景がほぼ「ひとめぼれ」に置き換わったCd低吸収性の「ひとめぼれ」同質遺伝子系統を育成し,宮城県を中心とする寒冷地北中部での普及を目指す。
成果:「東北228号」と戻し交配後代6系統の「ひとめぼれ」との同質性を確認するために,試験場における生産力検定試験と各種特性検定試験を行った。「東北228号」と「ひとめぼれ」は現地試験(宮城県,千葉県,秋田県,山口県)にも供試した。
 「東北228号」は「ひとめぼれ」と比較して稈長がやや低く,収量がやや劣り,出穂期は遅い傾向が見られた。出穂と収量性以外の各種特性は,概ね同様の結果となった。「東北228号」と「ひとめぼれ」の形質と成分は,概ね同質であった。古川農試産の「東北228号」と「ひとめぼれ」を全国の育成地において食味評価を行ったところ,中央農業研究センター以外の育成地では「東北228号」の食味評価は「ひとめぼれ」と同等の結果となった。カドミウム汚染土壌を用いた吸収性試験では,「ひとめぼれ」と比べて明らかに吸収量が少なかった。
 戻し交配後代6系統のうち,「東1732」と「東1767」は「ひとめぼれ」よりも明らかに出穂が早く,早生系統としての有望度を判定するために“継続”とした。「東1728」から「東1731」の4系統のうち,「東1728」と「東1730」は出穂期が「ひとめぼれ」と同日であり,各種特性が概ね「ひとめぼれ」と同様の結果となったので“継続”とした。「東1729」と「東1731」は「東北228号」と同様に出穂期が遅かったため,“打ち切り”とした。
研究分担作物育種部
予算区分受託
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030253756
収録データベース研究課題データベース

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