農作物有害動植物発生予察事業

農作物有害動植物発生予察事業

県名宮城県
研究機関名宮城県古川農業試験場
課題種別試験研究課題
研究期間継S26~
年度2018
概要目的:場内に定点調査ほ場を設置し,病害虫の定期的な調査を実施し,農産物の安定生産を阻害する病虫害を未然に防ぐための国による予測と対策に情報を提供する。また,県で発表する発生予察情報作成のための基礎資料とする。
成果:1)普通作物,果樹および野菜等の病害虫発生予察調査
a  イネの主要病害虫(いもち病,紋枯病,イネミズゾウムシ,イネドロオイムシ,斑点米カメムシ
類等)とムギ(赤かび病)及びダイズの主要病害虫(フタスジヒメハムシ,アブラムシ類等)について,4~11月に10~30回のほ場調査を行い,病害虫の発生予察情報(7回の発生予報)の基礎資料とした。
b 前年まで検討した発病株率予測フローの閾値(気温,降水条件)を設定し,作成したアルゴリズムの現地適合性を検証したところ,概ね予測は可能であった。
c 水稲直播ほ場,移植ほ場とも漏生イネが発生しているほ場では,いもち病の発病程度が大きくなった。
2)病害虫検定診断対策事業
a 県内のダイズ紫斑病罹病子実25株について,アゾキシストロビン水和剤の有効成分への感受性検定を行い,3菌株で感受性低下の疑いがあった。感受性低下の見られなかった22株の検定結果からEC50値を推定した。
b県内で採集し飼育した第3世代のオオタバコガ3齢幼虫を供試虫として,各薬剤の感受性検定とLD50値を算出した。クロラントラニプロール水和剤,シアントラニリプロール水和剤,クロルフルアズロン乳剤,ピリダリル水和剤に対するオオタバコガの感受性は高かった。
c 登米市においてイネドロオイムシの多発が確認され,長期連用されてきたチアメトキサムに対する感受性検定を実施したところ,同薬剤に対する感受性の低下が認められた。
d 前年度のヒメトビウンカの薬剤感受性検定において,エチプロールへの感受性低下が見られたため,今年度,新たな個体を採取し再度エチプロールへの検定を行い,LD50値を算出した。前年同様他の薬剤に比べて高い値となったことから,ヒメトビウンカの防除にエチプロールを用いる場合,効果不良が考えられる。
研究分担作物保護部・農園研・病害虫防除所
予算区分県単
業績(1)2017年宮城県古川農業試験場内のフタスジヒメハムシにおけるチアメトキサムのLD50値
(2)漏生イネのいもち病発生が周辺イネのいもち病発生に及ぼす影響について
(3)ヒメトビウンカに対する各種薬剤のLD50値
(4)宮城県のオオタバコガに対する各種薬剤の感受性検定
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030253780
収録データベース研究課題データベース

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