農用地土壌汚染防止対策推進事業

農用地土壌汚染防止対策推進事業

県名宮城県
研究機関名宮城県古川農業試験場
課題種別試験研究課題
研究期間継H8~
年度2018
概要目的:食品衛生法の国内基準値の改正に伴い,平成23年2月にコメのカドミウム(以下Cd)含有量の基準値が「1mg/kg未満」から「0.4mg/kg以下」に引き下げられた。基準値を超えるコメの産出量を減少させるため,現地では農作物生産計画実施地域を設定し,湛水管理に取り組んでいる。そこで,当該地域における,カドミウム基準値超過米の発生状況やカドミウム吸収抑制対策の効果を確認するため,収穫前のほ場より抜き穂し,調査する。
 また,近年ほ場面積が拡大している一方で1筆あたりの抜き穂本数が従来通りのままであることから,立毛調査の精度が落ちているのではないかと危惧されている。そこで,本試験ではほ場の面積に応じてほ場あたりの抜き穂本数を変えて立毛調査とロット調査の玄米Cd濃度を比較することにより,立毛調査精度を検討する。
成果:1)農作物生産計画実施地域立毛調査
 平成29年のA市の農作物生産計画実施地域の立毛調査(旧B町,旧C町,旧D町,旧E町)は,玄米ロット調査の対象となる0.35mg/kg以上の地点が7%,0.40mg/kg以上の地点が4%であり,1.0mg/kg以上の地点は確認されなかった。
 平成29年の抜き穂調査点数は前年から34点増加したものの,長期的に減少する傾向は変わらなかった。0.40mg/kg以上の地点は6点と低い水準であった。旧B町では0.40mg/kg以上の地点が平成22年以降1%程度で推移しているのに対して,旧D町では依然として20~30%前後で推移していることから,A市全体でのカドミウム吸収抑制対策は効果を上げているが,一部の地域では水管理の徹底が不十分だと考えられた。
2)1筆あたりの抜き穂本数の検証
 立毛調査玄米Cd濃度はほ場あたりの穂採取本数が異なっても差がなく,【従来法】と【検証法】で高い正の相関関係を示したことから,湛水管理が適切に実施されているほ場では,ほ場の面積規模に関わらず【従来法】の抜き穂本数で十分だと考えられた。
研究分担土壌肥料部
予算区分県単
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030253783
収録データベース研究課題データベース

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