静電噴口を用いた防除機の開発による果樹の効率的防除

静電噴口を用いた防除機の開発による果樹の効率的防除

県名岡山県
研究機関名岡山県農林水産総合センター 農業研究所
課題種別試験研究課題
研究期間完H30~31
年度2019
概要目的:ブドウ等の棚作果樹の薬剤防除は、手振りでの薬液散布が主流で、散布むら等により防除効果が不安定であり、作業性も悪い。そこで、棚作果樹において、均一でムラなく散布でき、作業性の良い防除機を開発し、確実な病害虫防除法を確立する。
成果:
1.静電噴口を用いたブドウ用防除機の開発:2走行速度(0.5m及び1.0m/秒)において、手振り散布とほぼ同等の付着が得られるよう、ノズルの改良を行った。
2.散布状況、防除効果の検証:本試作防除機により、10a当たり平均散布時間は秒速0.5m走行時には19分(83.5%短縮)、秒速1.0m走行時には10.6分(88.9%短縮)、10a当たり平均薬剤散布量は秒速0.5m走行時には224.7L(23.4%削減)、秒速1.0m走行時には177.6L(35.2%削減)となった。収穫期における晩腐病、綿房病及びカイガラムシ類の被害果房率は手振り散布区を上回ることはなかった。直径1mm以下の微細な果粉溶脱の発生果房率は手振り散布区とほぼ同等であったものの、直径2mm以上の果粉溶脱及び果実汚れの発生果房率は有意に少なかった。袋かけ直前(6月下旬)に散布したオンリーワンフロアブル及びランマンフロアブルの収穫果実における農薬残留量は手振り散布区よりも多かったものの、国内及び台湾の残留基準値未満であった。

研究分担病虫研究室
予算区分単県(産学連携推進事業)
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030265139
収録データベース研究課題データベース

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