ICT等の利用による土地利用型作物の省力化栽培技術の開発と実証

ICT等の利用による土地利用型作物の省力化栽培技術の開発と実証

県名佐賀県
研究機関名佐賀県農業試験研究センター
課題種別試験研究課題
研究期間継H28~R2
年度2019
概要目的:土地利用型作物の生産において、ICTの活用などにより、作業の効率化による経営規模拡大や熟練農業者の経験と技術のスムーズな移転などにより、省力型大規模経営を支援する。
成果:①ドローンを用いたべんモリ種子の湛水直播栽培については、作業時間は慣行移植栽培の「20分の1」以下で可能である。ただし、令和元年度は潮風害・トビイロウンカの被害もあり、420~437kg/10a台と低収となった。。②省力化栽培として期待される乾田直播栽培の施肥体系の検討については、気象被害により「さがびより」「ヒヨクモチ」ともに低収となり、評価することができなかった。③水位センサーと自動制御システムの開発による水管理の省力化については、MIHARASの利用により簡易に飽水管理が実施できたが、収量及び品質の向上効果はみられなかった。④ハイパースペクトルカメラを用いて新たなセンシング技術の検証を行った結果、水稲のウンカ被害や大豆の品種の違いにより特徴的に反応する波長を見つけることができた。また、水稲のウンカ被害については画像解析ソフトを用いて特徴的に反応する波長を色分けして解析することで、ウンカ被害の発生について予測できることが示唆された。⑤マルチコプターを用いた圃場のモニタリングとしては、簡易な近赤外線を撮影できるカメラを用いることで、安価にトビイロウンカの坪枯れ被害を撮影することができた。⑥自動走行草刈機による除草は、「往復自動走行モード」と若干のリモコン作業により、中山間地に多く見られる小区画や不整形なほ場においてもきれいに草を刈ることができた。しかし、雑草の繁茂程度が大きい場合は、草刈機への負荷が大きくなり、作業能率と燃費が低下した。⑦タマネギ直播栽培については、アップカットロータリを用いて、耕起・施肥・播種を同時に一工程作業で行い、平滑鎮圧輪使用播種と畝上溝底播種について検討を行った。苗立数は、平滑鎮圧輪使用播種区が100%に対して畝上溝底播種区は84.2%と少し劣った。畝上溝底播種では播種深度を深くしたことが苗立数の低下につながったと考えられるので、播種深度を検討する必要がある。タマネギ直播栽培の生産費は慣行と比べて115%、労働時間は79%だった。損益分岐点収量は、単価が50円の時8t、単価が55円の時4tだった。
研究分担企画調整部
作物部
環境農業部
三瀬分場
白石分場
予算区分県単
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030266074
収録データベース研究課題データベース

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