ニシカゼコムギ
ニシカゼコムギ
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整理番号 | 3129 | |
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種類 | 小麦 | ||
認定番号 | 小麦農林129号 | ||
品種名 | ニシカゼコムギ | ||
品種名(よみ) | にしかぜこむぎ | ||
旧系統名 | 西海154号 | 認定年月 | 1984年11月 |
交配親(母×父) | 西海120号(のちのシロガネコムギ)×ウシオコムギ | ||
育成機関(認定時) | 九州農業試験場 | ||
育成機関(現在) | (独) 農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター | ||
育成期間 | 昭和45年~昭和59年(15年間) | ||
主要特性 | ・うどんこ病、赤さび病に強い、極多収性の早生小麦品種である。 ・耐倒伏性が強く、多肥栽培で安定して多収を示す。 ・子実は豊満な大粒で外観品質が優れ、粉は薄力的でめん加工適性が優れる。 | ||
生育特性 | ・叢生は“やや直立”、稈長は“やや短”で「農林61号」より10cm程度低い。 ・穂は“褐俘”、“紡錘状”で穂長はやや短い。粒着密度は“中”、「農林61号」に比べ1穂小穂数、1穂着粒数ともにやや少ないが、穂数は多い。株は“やや開”である。 ・「農林61号」に比べ出穂期で7日、成熟期は4日程度早い“早生種”である。播性程度は“Ⅰ~Ⅱ”、茎立性は“やや早”。 ・うどんこ病、赤さび病に対しては「アサカゼコムギ」「シロガネコムギ」よりはるかに強い。 ・耐倒伏性は強い。穂発芽性は“難”である。 ・収量性はごく多収で、育成地では「農林61号」より20%以上収量が多く、多肥栽培で安定して多収を示す。 | ||
品質特性 | ・子実は粒の大小、千粒重、リットル重いずれも“やや大”で、粒は豊満で充実がよく、外観品質が優れている。 ・製粉性、ミリングスコアともに高く、「農林61号」より製粉性が優れる。粉の白さ、明るさは「農林61号」と同程度であるが、黄色みが強い。粉質はわずかに薄力的である。 ・めん適性は「農林61号」と同等か僅かに優れる。 | ||
栽培適地 | ・関東地方以西の温暖な肥沃地帯 ・九州平坦肥沃地及び関東の一部平坦肥沃地 | ||
普及見込み先 | 奨励品種に採用:福岡県(昭和60年2月現在) | ||
系統図 | PDFファイル (39KB) | ||
図表 | PDFファイル (24KB) | ||
収録データベース | 農林認定品種データベース |