ベンズイミダゾール系薬剤耐性リンゴ褐斑病菌の出現

レコードナンバー
621770
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00015682
NACSIS書誌ID
AN0000959X
本文言語
ja
著者名
佐藤 裕 ; 水野 昇
誌名
秋田県果樹試験場研究報告 = Bulletin of the Akita Fruit-Tree Experiment Station
発行元
秋田県果樹試験場
巻号ページ
27号,p.14-23(2001-02)
ISSN
03853152
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抄録
1998年リンゴ褐斑病が多発生したことから,現時点でのベンズイミダゾール系薬剤他数種薬剤に対する感受性を明らかにするため,県南部の12園地から合計62菌株の分離株を得て,薬剤感受性を調査した. また,2系統の分離菌株について接種試験を行いチオファネートメチル水和剤の防除効果を検討した. 1.1998年に秋田県県南部に位置する雄勝町東山の一園地からチオファネートメチル剤耐性褐斑病菌が検出された. 2.チオファネートメチル剤耐性褐斑病菌はベノミル,チアベンダゾール,MBCに対しても耐性を示し,正の交差耐性が認められた. 3.ベンズイミダゾール系薬剤感受性褐斑病菌はジエトフェンカルブに対して耐性を示した.また,ベンズイミダゾール系薬剤耐性褐斑病菌は低濃度でジエトフェンカルブに対して感受性を示したことから,ジエトフェンカルブとベンズイミダゾール系薬剤に対してこの二系統の菌株群間では負の相関交差耐性が認められた. 4.短期間で耐性菌か感受性菌かを判断する方法として,培養から4日後に菌糸伸長がどの濃度まで認められるかを,TM0.5ppm添加培地を中心に顕微鏡観察することによって判断できると考えられた. 5.ベンズイミダゾール系薬剤耐性褐斑病菌はTM水和剤の常用濃度に接種しても高率に発病したことから,防除効果は期待できないと判断された.
引用文献数
22
登録日
2011年3月5日
収録データベース
AGROLib ; JASI