ブロイラー用あるいは採卵鶏用飼料で飼育したブロイラーにおける経時的浅胸筋病変の推移

レコードナンバー
921248
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00011607
NACSIS書誌ID
AN0007252X
論文タイトル(英)
Chronological observation of superficial pectoral muscle lesions in broilers fed with diets for broiler or layer chickens
本文言語
ja
著者名
村上 覚史 ; 鳥居 優希 ; 石神 望海 ; 岩本 小冬 ; 曽根 進太郎 ; 黒澤 亮 ; 鳥居 恭司 ; 中西 信夫
誌名
鶏病研究会報
別誌名
Journal of the Japanese Society on Poultry Diseases ; 鶏病研究会報
発行元
鶏病研究会
巻号ページ
53巻・4号,p.226-231(2018-02)
ISSN
0285709X
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PDF(1419KB)
抄録
近年,ブロイラーの体重は著しく増加した。それに伴い食鳥検査による胸肉の廃棄が増えているが,原因は不明である。今回,この発生要因の解明の一助として飼料組成を変え,経時的に浅胸筋病変の推移を調べた。54羽のブロイラーの雄を用いて,27羽ずつブロイラー専用飼料給与群(B群)と採卵鶏専用飼料給与群(L群)に分けた。1~70日齢まで両群とも経時的に9回,各3羽を剖検した。病理学的検査に加え,体重,浅胸筋および心臓重量を測り,血清クレアチニンキナーゼ(CK)値を測定した。対照に採卵鶏専用飼料で飼育したジュリア種の採卵鶏(対照群)を用い,ブロイラーと同時期に剖検した。B群はAviagen社が示す体重目標に沿って発育し,L群はB群と比べ1~2週間遅れて発育した。10日齢の両群の胸筋には肉眼的な変化はなかったが,組織病変として筋線維に変性,壊死および再生がみられた。16日齢以降,その筋線維病変はL群よりB群で著しかった。B群では44日齢およびL群で70日齢に浅胸筋に硬化が触診され,その組織所見では筋間質に結合織の増生がみられ,CK値は急激に上昇した。対照群では,病理学的に著変はなく,CK値の変動もなかった。本調査からブロイラーの浅胸筋の筋線維病変は変性,壊死および再生を特徴として10日齢から出現し,日齢を増すごとに顕著になった。検査したBおよびL群の全羽でその病変が確認された。
引用文献数
22
登録日
2018年6月15日
収録データベース
AGROLib ; JASI