高速液体クロマトグラフィーによるレタス中のラクチュコピクリン類(苦味物質)の分析
- レコードナンバー
- 791690
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ20006215
- NACSIS書誌ID
- AA11648748
- 本文言語
- en
- 著者名
- 堀江 秀樹
- 誌名
- 野菜茶業研究所研究報告
- 発行元
- 農業技術研究機構野菜茶業研究所
- 巻号ページ
- 9号,p.189-195(2010-02)
- ISSN
- 13466984
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- PDF(430KB)
- DOI
- https://doi.org/10.24514/00001683
- 抄録
- レタスのおいしさに関係して苦味が重要な要素であるため,レタスの苦味を客観評価する方法の開発が必要である。セスキテルペンラクトン類(SLs)は苦いことが知られているが,レタスにおける主要なセスキテルぺンラクトン類はシュウ酸ラクチュコピクリン(LO)と報告されている。さらに,ラクチュコピクリンもレタスに含まれることが知られている。そこで,レタスの結球部に含まれるLOとラクチュコピクリンについて,簡単な試料調製法と迅速な分析法を開発した。LOは溶液中で非常に不安定なことが明らかになったので,迅速な試料調製が求められる。レタスの葉をブレンダーを用いて水抽出し,濾液を分析に供した。本操作は10分以内で完了した。pH2.1のリン酸緩衝液と90%アセトニトリルを移動相とするグラジエント逆相高速液体クロマトグラフ法により,2種類のラクチュコピクリン類(Ls)の分離が可能であった。なお,分析時間は30分であった。レタスにおいてLsの含量は,湿重量1kgあたり,乳液,芯,葉でそれぞれ40000,20マイクロモルおよび5マイクロモル以下であった。得られた分析結果が感覚的な苦味に一致したので,Ls含量を苦味の指標として用いる可能性が示唆された。ただし,Lsの含量は個体,熟度,部位,洗浄処理により異なるため,官能評価や機器分析により苦味を評価する際には注意が必要である。
- 引用文献数
- 8
- 登録日
- 2011年7月26日
- 収録データベース
- JASI ; AGROLib