水稲新品種「柔小町」の育成
- レコードナンバー
- 641380
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ20003504
- NACSIS書誌ID
- AA11598810
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 岡本 正弘 ; 平林 秀介 ; 梶 亮太 ; 福岡 律子 ; 八木 忠之 ; 西山 壽 ; 西村 実 ; 深浦 壮一 ; 山下 浩 ; 滝田 正 ; 斉藤 薫
- 誌名
- 九州沖縄農業研究センター報告
- 別誌名
- 九州沖縄農研報告 ; Bull. Natl. Agric. Res. Cent. Kyushu Okinawa Reg. ; Bulletin of the NARO Kyushu Okinawa Agricultural Research Center (NARO/KARC)
- 発行元
- 農業技術研究機構九州沖縄農業研究センター
- 巻号ページ
- 39号,p.127-141(2001-12)
- ISSN
- 13469177
- 全文表示
- PDF(1722KB)
- 抄録
- 「柔小町」は暖地の普通期作に適する初めての低アミロースの水稲品種であり、1999年3月17日に第7084号として品種登録、2000年8月25日に水稲農林364号として命名登録された。「柔小町」は、中生の晩で多収の「ニシホマレ」を母、dull遺伝子を持つ低アミロース系統「探系2021」を父とした交配組合せから系統育種法によって育成された。熟期は育成地では「ニシホマレ」とほぼ同じ中生の晩に属し、粳種である。稈長は中、草型は中間型、耐倒伏性は中、止葉の直立程度はやや立で草姿熟色は良好である。いもち病抵抗性遺伝子、Piaをもつと推定され、葉いもち圃場抵抗性はやや弱、穂いもち圃場抵抗性は中である。白葉枯病抵抗性は金南風群に属し、圃場抵抗性はやや弱である。収量性は「ニシホマレ」と同程度で多収である。玄米の粒大はやや小で、外観品質は中の中である。登熟期間の気温が平年並みの場合には米はほとんど白濁しないが、高温年では低アミロース米特有の白濁を生じる。アミロース含有率は平均すると12%程度で低アミロース品種としては高い。タンパク質含有率は中である。低アミロース米のため、炊飯米の粘りが強く、食味の総合評価は「ヒノヒカリ」並の上の中である。また、他品種との混米による食味向上効果が大きく、ブレンド適性は良好である。暖地の平坦地から中山間地および温暖地西部の平坦地に適応する。
- 引用文献数
- 10
- 登録日
- 2011年3月5日
- 収録データベース
- JASI ; AGROLib